警告=浦和:李(65分) 清水:松原(40分)
退場=なし
【MAN OF THE MATCH】興梠慎三(浦和)

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[J1 12節] 浦和レッズ 3-3 清水エスパルス
2017年5月20日/埼玉スタジアム

【チーム採点・寸評】
浦和 5.5
森脇、R・シルバを欠くなか、エースの興梠が決めるべきところで決めたが、勝ち切れなかった。小さなミスもあり、後半は相手に多くの決定機を作られた。相手が局面ごとに数的優位を作ってきた際の守備の対応が一向に改善されていない。

【浦和|採点・寸評】
GK
1 西川周作 5.5
後半の押し込まれた時間帯に何度もビッグセーブでチームを救った。しかし鄭の豪快なショットを止めることはできず、そこから3失点を喫した。
 
DF 
3 宇賀神友弥 5.5
森脇の出場停止に伴い、2試合連続で右ストッパーに緊急起用。サイドチェンジを受けた際は攻撃のスピードを絶妙にコントロールし、守備では危険なエリアを確実に埋めた。指揮官の期待に応えるパフォーマンスを見せたが、劣勢時の守備で後手を踏んだ。終盤は左ウイングバックでプレー。

6 遠藤 航 5
精度の高いロングフィードを通した一方、ボールコントロールやパスのミスで危うく失点しかけた。そのまま流れに乗れず、ミスが目立った。

5 槙野智章 5
前半は効果的な攻め上がりを見せ、T・アウベスとの1対1にも冷静に対応。ところが後半に入り“狙われる”と、M・デュークとT・アウベスに翻弄された。柏木のCKに合わせた3度の決定機のうち一本は決めたかった。

MF
24 関根貴大 6(80分 OUT)
積極的に左サイドから仕掛けて、興梠の先制ゴールを演出。後半は本職の右サイドに入った。結果論になるが、最後までピッチに残っていたら面白かった。
 
10 柏木陽介 5.5(84分 OUT)
起点として、数多くのチャンスを作った。ただ守備での貢献度が低く、劣勢時に流れを変えたり、耐えたりする仕事を見せたかった。
 
22 阿部勇樹 5.5
セカンドボールを確実に奪い、攻撃の起点役となった。アディショナルタイムには、オーバーヘッドキックも放つ。ただし相手が前掛かってきてバランスが崩れた時に、キャプテンが何かしらチーム全体の修正を施したかった。

【浦和 3-3 清水 PHOTO】興梠ハットも…浦和、勝ち切れず
18 駒井善成 5.5
興梠の2点目のアシストは、タイミングもバッチリだった。それでもクロスやパスが相手の足もとに飛んでしまうシーンが目立った。70分過ぎからはボランチ、再び右ウイングバックとポジションを代えながら、よく走った。

9 武藤雄樹 5.5
決定的なヘディングシュートは、六反に阻まれる。こうした乱打戦では、彼の前線からのプレッシングは、かなりチームを助けていた。が、勝てなかったのも「9番」の一撃がなかったからだ、とも言えた展開に。
 
20 李 忠成 5(68分 OUT)
興梠とポジションを入れ替わりながら前線のターゲットとなり、DFを引き寄せる潰れ役となって先制点につなげた。ただ下がってボールを受けることが多く、相手の嫌がる位置でプレーできず途中交代に。
 
FW
30 興梠慎三 7 MAN OF THE MATCH
開始30秒に訪れた決定的なシュートはポストを叩いたが--その後、ハットトリックを達成。コンディションは万全ではなかったようだが、エースストライカーの役目を果たした。

交代出場
MF
13 高木俊幸 5.5(68分 IN)
切り札として投入。サイドへの揺さぶりをかけたものの、持ち味であるドリブル突破での切り崩しは見せられなかった。
 
FW
21 ズラタン -(80分 IN)
最前線に投入される。矢島からのキラーパスのトラップが大きくなったが……前を向ければゴールを奪えただけに惜しかった。せめて決定機は作りたかった。
 
MF
39 矢島慎也 -(84分 IN)
ようやく浦和復帰後、今季リーグ初出場を果たす。テンポよく、ミスなくボールをさばき、チップキックでチャンスメイク。3-5-2の攻撃的布陣を支えるアンカーとして、難しい役回りをこなす。この日の貴重な収穫だ。 
 
 監督
ペトロヴィッチ 5.5
劣勢時の守備を修正できないまま失点を重ねてしまった。負傷者が戦列に戻り、矢島も戦力に加わってきた。再びACLとの連戦に突入するだけに、ここから手腕の見せどころになりそうだ。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 
 
【チーム採点・寸評】
清水 6.5
前半の劣勢が嘘のように、後半は数多くのチャンスを作り、鄭&T・アウベスで3ゴール。踏ん張りどころで耐え切れない守備面は、何かしらの修正が必要だ。 
 
【清水|採点・寸評】
GK
13 六反勇治 5.5
終盤は武藤のヘディング弾などを止めて、良い流れを作り出した。が、キックミスも目立った。
 
DF
5 鎌田翔雅 5.5
関根の突破を止め切れずに先制点を献上。ただ、そこから徐々に対応力を高めて、反撃につなげた。
 
45 角田 誠 5
常に顔を振って、危険地帯に進入するアタッカー陣の動きに神経を使った。だが、一度下がってボールを受けた興梠に自由を与えたままにしてしまい……結果的に失点を喫した。
 
26 二見宏志 5(HT OUT)
よく走っていたが、ボールに食い付いて与えたスペースを使われてしまった。負傷したため、前半で交代に。
 
25 松原 后 5.5
立ち上がりは守備で後手を踏んだものの、終盤は積極的な攻撃参加から何度かチャンスを作った。
 
MF
7 六平光成 5.5
あまり目立つ場面がなかった。スペースを埋めながら、ボールをさばいてチームをコントロールした。
 
20 竹内 涼 5.5
リンクマンとして最終ラインの前でボールを受け、攻撃陣をフォロー。ただフィードの精度が低かった。
 
22 枝村匠馬 6(62分 OUT)
関根&槙野のアタックを受ける形になって守備に追われた。時間の経過とともに、前を向いて仕事をする機会が増えて、サイドで起点を作った。
 
10 白崎凌兵 5.5
2度訪れた決定機、せめて枠にシュートを蹴りたかった。随所でテクニックの高さは見せただけに、もっと脅威を与えられるはず。
 
FW 
8 チアゴ・アウベス 7 
1対1で仕掛けた際は槙野らに止められていたが、M・デューク投入後に鄭を含めた3人で打開するシーンが増加。全3ゴールに絡む活躍を見せた。

 
9 鄭 大世 7 (81分 OUT)
プレッシングから何度かボール奪取に成功。パスを受ける機会が限られたなか、まさにエースにふさわしい流れを変える一撃を叩き込んだ。
 
交代出場
DF
44 フレイレ 5.5(HT IN)
二見に代わって後半開始から投入。積極的にミドルを放つなど、攻撃にも関与。勢いに乗っていた時間、興梠のするするっと抜け出してくる動きを止められず、痛恨の失点を与えた。
MF
14 ミッチェル・デューク 7(62分IN)
右サイドハーフに投入されると、T・アウベスとのコンビネーションからサイドを打開。瞬く間に3ゴールをもたらした。

MF
30 北川航也 -(76分IN)
90+6分と長かったアディショナルタイムのラストプレー。ゴール前で決定的なシュートを放ったが……浦和の身体を張った守備に阻まれた。決めていればこの日のヒーローだったが……。
 
 
監督
小林伸二 6.5
「挑戦者の立場で臨む」とアウェーに乗り込み、劣勢を招いた前半の戦いをハーフタイムに修正。60分過ぎからの畳み掛けるような攻撃は見事だった。一方、まんまと浦和のパスワークに翻弄されていた守備面は、逆に課題が明確になったとも言えるだけに(ボールに食い付いた選手のフォローなど)、修正したいところ。
 
 
取材・文:塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。