顧客満足度に関する調査などを手がけるJ.D.パワー アジア・パシフィックは、Wi-Fiルーター端末の個人利用者を対象にした「2017年日本モバイルデータ通信サービス顧客満足度調査」を実施し、結果を発表しました。

満足度トップ3はau、NTTドコモ、UQ WiMAX

この調査は2017年3月に、Wi-Fiルーター端末の個人利用者を対象としてインターネットで実施し、2,750人から有効回答を得ました。
 
顧客満足度の順位付けは、設定された4つのファクターそれぞれに関する評価をもとに、総合満足度スコアを算出しています(満点は1,000ポイント)。各ファクターの総合満足度への影響力は、「通信品質・エリア」が34%、「端末・オプションサービス」が25%、「各種費用」が24%、「手続き・サポート対応」が17%という割合です。
 

 
総合満足度ランキング結果は、昨年に引き続きauが1位(532ポイント)となりました。続いて僅差で2位となったのが531ポイントのNTTドコモ、3位はUQ WiMAX(525ポイント)でした。
 
上位3サービスが最も評価された点は、auでは「端末・オプションサービス」と「手続き・サポート対応」、NTTドコモは「通信品質・エリア」、UQ WiMAXは「各種費用」が挙がっています。
 
業界平均は522ポイントで、4位はY!mobile(515ポイント)、5位はソフトバンク(513ポイント)でした。

スマホからの利用は約8割、自宅のみでの利用が約半数

今回の調査では、スマートフォンからモバイルデータ通信サービスに接続するユーザーが約8割、自宅のみで利用するユーザーが約半数を占める結果となりました。今回5回目となるこの調査ですが、2014年調査以降こうした用途は年々増加しており、モバイルデータ通信サービスの利用用途がノートパソコンなどからスマートフォン、外出先から自宅へ変化していくトレンドが続いている、とJ.D.パワーは分析します。
 
サービス事業者を選ぶ理由では、加入時の通信料金の安さを重視するユーザーが増加傾向にあるといいます。料金プランやスマートフォンとのセット割引など、割安感を理由に挙げるユーザーが多く、その傾向は直近の加入者ほど強い傾向にあります。
 
キャリアや格安SIM(MVNO)と契約してスマートフォンでのインターネットを楽しむ人も多いですが、昔はメールなど比較的データ転送量の少ないサービスが主な利用用途でした。近年ではYouTubeなどの動画配信サイトが手軽に楽しめるようになったこともあり、動画にSNSにアプリにとさまざまな用途でネットを利用した結果、速度制限を受けることも少なくありません。
 
Wi-Fiなどのモバイルデータ通信サービスは、そうした携帯電話回線の通信量を抑える役割も果たしており、スマホのサブ回線として利用するユーザーも増えていくとみられます。
 
事業者選びのポイントは「安さ」でしたが、一方で満足度に対して影響が強かったのは通信品質・エリアでした。安さをきっかけに加入しても、継続して利用するか、満足するかには、品質やサービス面も重要な役割を果たすといえそうです。
 
 
Source:J.D.パワー アジア・パシフィック
(asm)