今日は土曜日。みなさんいかがお過ごしでしょうか?

天気のいい日はパートナーとデートをしたり、なにかワクワクするようなお出かけをしたりしたいところ。

とはいえいつもマンネリになりがちな遊びに、たまには何か新しいスパイス的な刺激が欲しい……!

そこでウートピ編集部では、20代後半から30代の女性に、「わたし至上いちばん楽しかったデート」をヒアリング調査してみました。

みんなどんなデートをして楽しんでいるのでしょうか?

弾丸秩父ツアー

29歳・IT企業勤務

27歳ぐらいの時だったかな。ちょうど5月の今ぐらいの時期のある日、当時付き合っていた彼にその場の思いつきで「イチゴ狩りがしたい。花が見たい」って言ったんですよ。わりと行動力がある人で、「その夢、叶えましょう」とのことで、さっそく朝からリサーチ開始。時期的にイチゴ狩りが終わってしまう直前だったのですが、彼がGoogle検索してくれて「秩父なら、まだイチゴ狩りもできて、芝桜も見れるよ」とのこと。さっそく出かけることに。

彼が住んでいる新宿から池袋へ移動し、「特急レッドアロー号」に乗りました。彼が乗りたかったらしく、私はどうでもよかったんですけど、まぁ彼は満足そうにしてましたね。

秩父駅に着き、タクシー移動をする予定だったんですが、「もしかしたらこれはレンタカーを借りるべきかも!」と彼の直感を信じてレンタカーをGET。

とりあえずご飯を食べようってことになったんですが、秩父はそばつゆに、秩父産のクルミをすり入れた「くるみ蕎麦」が名物という情報を彼の事前リサーチで入手。まずは「本格手打わへいそば」へ行き、くるみ蕎麦を堪能しました。私はこの時もちろん昼ビー(昼間からビールを飲むこと)。彼はドライバーなのでお預けです。

その後イチゴ狩りへ移動! 思った以上に山奥だったので彼のレンタカーの判断は正しかったようです。そこで初めてのイチゴ狩りを楽しみました。もう時期が時期だったので、さすがにお客さんも私たちしかおらず……。着いた時点でイチゴ農園のおじさんが「え?今頃?マジ?」といった表情で驚いてました。イチゴは60個ぐらい食べたかな。

その後、芝桜を見に「羊山公園」へ。残念ながら、芝桜はほぼ散ってしまっていましたが、ヒツジもいたのでなんとなくふれあって楽しみました。その後レンタカーを返し、秩父駅へ。

彼念願のビールを飲みながらレッドアロー号で池袋に帰ってきたあとは、新宿に移動してこれまた私のリクエストで京王プラザホテルの「銀座久兵衛」でお寿司を食べて帰りました。このデートのポイントは、彼が私の欲望を全部叶えてくれたところ。よくその場の思いつきで行動する私みたいなタイプの願望を叶えてくれる彼はスゴイ人だなと思います。

高校の制服を着て、学祭デート

29歳・通信系企業勤務

自分でいうのもなんですが、スーパー童顔の私と彼。25歳か26歳の時に、思いつきで高校の制服を着て、母校(早稲田大学)の学祭へ遊びに行きました(笑)。ハロウィンではないけれど、まわりもコスプレのようなカッコをしている人も多いし、なにより人で混雑しているので、意外と誰にも不審がられることなく2人で学祭デートを楽しむことができました!

20代後半になってからは、やっぱり「美味しいご飯とお酒……」というような、デートというよりは外食に近い定番型のデートばかりなので、ああいう学生時代を思い出せるデートはなかなかできないし、楽しかったなぁと。さすがにこの歳で制服はもう抵抗ありますけど、学生時代の淡く甘いきゅんきゅんした感じを思い出したい気持ちは今もありますね(笑)。

東京レトロ巡り

34歳・出版社勤務

付き合っている彼がフェミニンというか草食系というか乙女男子なので「東京レトロ巡り」をします。お気に入りのスポットは本郷界隈。先日閉店した「近江屋洋菓子店 本郷店」でお気に入りのケーキとドリンクバー(ボルシチもあった!)でおしゃべりしたあと東大のキャンパスをお散歩。ちょっと2人で学生時代になんちゃってタイムスリップなんかしたりして。東大って歴史あるあの雰囲気がまた独特でいいんですよ。

その後は本屋さんや雑貨屋を覗きながら御茶ノ水まで散歩。そして正教会の「東京復活大聖堂」(ニコライ堂)に行き、普段の雑念を振り払って神聖な気持ちにリフレッシュ。夜は山の上ホテルの「バー ノンノン」という歴史を感じる重厚な雰囲気の英国式バーへ。実は、このバーはかつて三島由紀夫も訪れたらしく、出版社に勤めている私としてはなんだかそれだけでテンションが上がっちゃうんですよ。そんなこんなでお店の雰囲気にのまれ、普段飲まないスコッチまで飲んじゃって。1日どっぷりと歴史に触れた気になって2人で帰宅。古き良き東京を楽しむのがオススメです。

せんべろのメッカで飲み歩き

32歳・ベンチャー企業勤務

お店の開拓が好きな私たちは、普段から彼の住む白金高輪駅近辺や、広尾、恵比寿界隈で食べ歩きをしています。

ある日、彼が誰に聞いたかわからないけど、「せんべろの聖地は赤羽じゃないらしい。京成立石なんだって……!」と一言。せんべろとは1000円でベロベロに酔えるお店のこと。普段割といいものを食べ歩いていますが、私たちのモットーは「安くてウマいが一番正義」。そこで、「真のせんべろのメッカでせんべろツアーしようぜ」と彼がドヤった顔で言いました。

まず「江戸安」というお寿司屋さんに行き、お寿司を食べました。マグロやいくら、ネギトロなど好きなネタを堪能し、価格は1人2000べろ(2000円)くらいだったかな。彼は「無敵だー!」とか叫びながらかなりよろこんでいました。

次は「餃子の店 蘭州」で餃子をパクリ。水餃子と焼き餃子2種類の計3種を頼んでも1150べろ(円)です。とにかく安くて大満足。

最後はシメのつもりで、「丸忠かまぼこ店」っていうおでん屋さんに行きました。おでんの盛り合わせでも500べろ(円)ほど。関西風の薄口のやさしいお出汁が呑んべえ2人のカラダに染み渡りました。ちなみに、この時すでに酔っ払ってて他になに食べたか覚えてません。

京成立石から帰る頃には「これこそせんべろのメッカやー!パラダイスやー!無敵やー!」と彼が連呼していました。でも、食いしん坊の私たちはこの後おうちに帰って彼が作ってくれた「土鍋DE牡蠣ごはん」と題した、牡蠣の燻製と土鍋で作った牡蠣の炊き込みご飯を最後に完食。私たちの胃袋が無敵やー!

都電荒川線ぶらり途中下車の旅

31歳・外資系金融機関勤務

デート……。あんまり思いつきませんが、ちょうど先週彼と「都電荒川線ぶらり途中下車の旅」をしたのが楽しかったです。路面電車に乗りたかったんですよ。「都電一日乗車券」を購入し、さっそく乗車。まずは鬼子母神前停留場で降りました。鬼子母神堂に行ったんですが、境内に「上川口屋」という日本最古の駄菓子屋さんがあるんですよ。創業1781年! アラサー世代の女性ならわかる人も多いかと思うんですが、昔懐かしの「モロッコヨーグルト」を彼と一緒に食べたんです。「駄菓子といえばアレ!」って感じじゃないですか。でも、アメリカ育ちの彼はそれが初モロッコヨーグルトで。食べた瞬間、「ジャリジャリしてる砂」って。私沈黙ですよ。

そのあとも近辺をブラブラしていたんですが、気づいたら彼が地元の人にもらったきな粉餅とあんころ餅を食べてました。どうやら地元の婦人会の人たちがお祭りをやっていたようで。おばちゃんたちにモテてましたね。

ちなみに彼がこの旅で一番感動していたのが、鬼子母神前停留場から30秒ほどの距離にある「アルテリアベーカリーのおいしいめろんぱん」。私の認識では、焼きたてメロンパンが流行ったのって10年くらい前だったと思うんですが、彼はその時のブームのことを知らなかったみたいで。食べた瞬間、「これは流行る!新感覚!!サクサクー!フワフワ〜〜!!!」とか大声で食レポしながら食べてて。恥ずかしくて口抑えようかと思いました。10年味覚が遅れてる。

その後また都電荒川線に乗り、庚申塚駅で降りて、今度はおばあちゃんの原宿、巣鴨へ。庚申塚駅から徒歩2分で巣鴨地蔵通り商店街なんですよ。そこではおせんべいを買って食べ歩きしたり、フルーツが安かったので買ったりして、おじいちゃんおばあちゃんに紛れて巣鴨を楽しみました。

最後は大塚駅に行って「山水園」という焼肉屋さんでお肉を堪能。いつも六本木・赤坂・青山界隈で過ごす私たちにとって、このぶらり旅は、もはや私たちが知ってる東京じゃなかった。かなりディープ。でも面白かったから今週も行こうかと。今は「あらかわ遊園」が気になってます。

デートをアップデートしよう♡

ヒアリング調査を進めていくと、まだまだ未開拓の都心のデートスポットはいろいろありそう。

デートがマンネリ化しているカップルも、普段おこもりデート派のカップルも、たまには新しいデートスポットを開拓してみるのもいいかも。

「わたし史上いちばん楽しいデート」を大好きな彼と、アップデートしていきましょう♡

ウートピ編集部