藤原竜也×玉森裕太、絶妙のコンビネーション! 『リバース』第6話を振り返る

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 物語も折り返し地点を迎え、第2章に突入した『リバース』(TBS系)。5月19日放送の第6話では、深瀬和久(藤原竜也)が、謹慎中の浅見康介(玉森裕太)と共に、10年前に起きた事件の真相と自分達の知らない広沢由樹(小池徹平)の素顔に迫るため、事件の起きた長野県斑丘、広沢の故郷、愛媛へと向かう。純朴な深瀬と浅見の、旅の途中での何気ないやり取りは視聴者を和ませた。

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 深瀬と浅見の2人はどこか惹かれあうところがあった。振り返ると、2人の関係が深く描かれたのは第4話だった。生徒の飲酒問題により、その親の圧力が影響し、結果停職を食らってしまった浅見。飲酒を目撃していた深瀬にも保護者の圧力がかかるが、深瀬はそれに屈せず見ていた真実を真摯に述べた。その姿に感化された浅見は誰にも言えずにいた10年前の出来事を、深瀬に打ち明けることになる。

 第6話で小笠原俊雄(武田鉄矢)から、“君より広沢くんをもっと知っている人物”に会う必要があると告げられた深瀬は、愛媛行きを決心し浅見に連絡。「何するの?」と素っ気ない対応をしていた浅見であったが、「じっとしていても何も解決しない気がする」という深瀬の真っ直ぐな言葉に、浅見は「俺も行こうかな」と再び心を動かされるのだった。深瀬にとっても、浅見は10年前の事件を知る一番の相談相手として、心の許せる存在なのだろう。

 広沢の故郷、愛媛県にある下灘駅に着くと、目の前には美しい伊予灘の海が広がる。浅見が思わず「何度来てもいいところだな」とつぶやくと、深瀬も「気持ちいいね」と空を見上げる。しかし、気弱な性格の深瀬はここで「あー、虫!」と服から虫を払いのける。それに浅見は「女子か!」とツッコミ。浅見だけでなく、その真摯な姿勢に周りの人間の心を奮い立たせてきた深瀬であったが、変わらず間の抜けているところが憎めない。藤原の配役としては珍しい性格であるところも、見ていて新鮮さを感じさせ、生真面目な浅見の性格も、深瀬とのいいコンビネーションを生んでいる。

 恒例となっているラスト5分間での物語の急展開では、浅見から深瀬へと10年前の更なる新事実が告げられる。「俺、教師辞めた方がいいのかな」と落ち込む浅見に、深瀬は生徒達のことを真剣に考える浅見の姿を讃える。どこまでも持ちつ持たれつの、見事な組み合わせだ。(渡辺彰浩)