テニス、イタリア国際、男子シングルス準々決勝。勝利を喜ぶドミニク・ティエム(2017年5月19日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】テニス、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2017)は19日、男子シングルス準々決勝が行われ、大会第4シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は4-6、3-6で第8シードのドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)に敗れ、クレーコートでの連勝記録が17で途絶えた。

 大会通算7度の優勝を誇るナダルは、前週のマドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2017)決勝でティエムをストレートで退けていたが、全仏オープンテニス(French Open 2017)で自身10度目のタイトル獲得を目指す中、この日はスリリングな展開となったセンターコートの試合で相手の力が上回った。

 これで準決勝進出を果たしたティエムは、イタリア国際を4度制している第2シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)とノーシードのファン・マルティン・デルポトロ(Juan Martin Del Potro、アルゼンチン)の勝者と対戦する。両者の試合は、ジョコビッチが6-1、1-2としたところで豪雨に見舞われ、順延となった。

 1回戦免除で今大会に臨んだ30歳のナダルは、2回戦でニコラス・アルマグロ(Nicolas Almagro、スペイン)がけがで途中棄権したため、わずか3ゲームしかプレーしていなかった。そして3回戦ではジャック・ソック(Jack Sock、米国)を6-3、6-4で退け、物足りなかった実戦でのプレー時間を修正した。

 ところが、バルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2017)でも退けたティエムに対し、ナダルは試合開始直後から手こずらされていた様子だった。

 ティエムがサーブをはじめ、正確なショットや動作でほぼ完璧なプレーをみせると、ナダルのショットは大きくラインをオーバー。センターコートの観客が試合開始から台頭著しい23歳を応援するにつれ、ナダルの自信は鳴りを潜めていった。

 今季のクレーコートでの戦績を17勝3敗としたティエムは、これで2017年シーズンで自身4度目の決勝進出が見えてきた。しかしながら、これまでジョコビッチ戦では0勝4敗、デルポトロ戦でも0勝2敗に沈んでいる。

 2016年のアルゼンチン・オープン(Argentina Open 2016)準決勝に続き、ナダルとの通算6度目の直接対決で2勝目を挙げたティエムは、「とても厳しい状況だ。大きな勝利を手にした次の相手は、ジョコビッチかデルポトロになるわけだから」とコメント。

「本当に厳しい戦いが続く。だけど、両者とも信じられないくらい強い相手で、彼らの試合もタフなものになるだろう。どちらが勝っても、自分は立ち向かうしかない」

 そのほかの試合では、アレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)が7-6(7-4)、6-1で第5シードのミロス・ラオニッチ(Milos Raonic、カナダ)に勝利し、マスターズシリーズで初の4強入りを果たした。

 20歳のズベレフの次戦の相手は、12歳年上のジョン・イズナー(John Isner、米国)に決まった。長身を誇るイズナーは、第6シードのマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)を7-6(7-3)、2-6、7-6(7-2)で下した。
【翻訳編集】AFPBB News