18日、韓国・KBSは、韓国政府が2008年に宣言した「韓国料理のグローバル化」の現状を伝えた。写真はサムゲタン。

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2017年5月18日、韓国・KBSは、韓国政府が2008年に宣言した「韓国料理のグローバル化」の現状を伝えた。

来年開催される平昌(ピョンチャン)冬季五輪を控え、韓国外食業界では外国人観光客を迎える準備が加速している。記事が伝えた「韓国料理の講義」に集まったのは、韓国料理店の社長たちだ。講義のテーマは手軽に楽しめる「モダン韓国料理10選」。この講義で教壇に立った韓食財団理事長は、丸鶏に餅米などを詰めて煮た韓国の伝統料理サムゲタンを外国人向けにアレンジした新たな料理「ロールサムゲタン」を紹介した。あらかじめ骨を除いた鶏肉で餅米をくるくると巻いたもので、手で骨を取り除く必要がない。

市井の店でも、外国人客向けにすべて立食スタイルに変更したり、外国人に人気のカルビ料理のソースの種類を増やしたりと、さまざまな試みが進んでいる。

しかし記事は、08年に政府主導で始まった韓国料理グローバル化事業で「韓国料理を世界に知らしめることには成功したが、実績が伴っていない」と指摘する。同事業では、餅を甘辛く煮込んだ「トッポッキ」のほかキムチ、マッコリ、ビビンパが世界に売り出すべき代表品目に指定され、これまで1600億ウォン(約160億円)の予算が投入された。しかしキムチの輸出量は直近3年間で22%減少、また今年までに海外の韓国食堂を4万店にするとした目標達成には程遠く、「韓国料理を世界五大料理に育成する」との政府の目標は達成が難しいようだ。

この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「韓国料理がおいしければ、ピザやハンバーガーのように客が自ら求めてくるはず」「無理にグローバル化を推進してもうまくいくわけがない」「予算の無駄遣いだった」「キムチは外国人には受けないんじゃない?」など、否定的な意見が寄せられた。

また、「部隊(プデ)チゲ(ハムやソーセージ、野菜、豆腐などを辛味スープで煮込んだ料理)も外国人には人気があると思うけど、韓国が苦しい時代にできた料理だから広めなかったのかな?」との声もあった。(翻訳・編集/三田)