海外配信無修正サイト大手・カリビアンコムがらみで逮捕者が出たことで、AV業界では「海外サーバーからの配信でも無修正がダメになるのか」と衝撃が走った(写真はイメージです)

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無修正のアダルト動画サイト「カリビアンコム」で配信される動画製作に関わったとして、出演したAV女優と男優、プロダクションの社長など5人が逮捕された。これまで海外サーバーからの配信は「無修正でも合法」というのがアダルトサイトの「建前」だったが、ついにその部分にメスが入っていくのか。(取材・文/清談社)

相次ぐAV業界への締め付け逮捕
ついに海外配信まで標的に

 昨今、アダルトビデオ業界関係者の逮捕劇が繰り返されている。2016年6月には、AV出演を強要した「労働者派遣法違反の疑い」でAVプロダクションの社長ら3 人が逮捕。16年7月にはキャンプ場でAV撮影を行ったとして、計52人が「公然わいせつ」に触れるとして逮捕された。さらに同年11月には、所属するAV女優をソープランドに紹介した「職業安定法違反容疑」として、こちらもAVプロダクション社長3人が逮捕されている。

 いずれもこれまでAV業界が慣例的に行っていた「業務」が摘発された形だが、今年3月には、ついに海外配信無修正サイトにまで捜査の手が伸びた。無修正動画配信の最大手「カリビアンコム」の動画制作に携わったとされる関係者5人が、「わいせつ電磁的記録等送信頒布罪幇助」の疑いで逮捕されたのだ。このような事案で女優までもが逮捕されるのは、極めて異例なことである。

 また運営会社の社員で米国籍の男性も動画製作に携わっていたとみられ、アメリカから沖縄旅行に訪れた際にわいせつ電磁的記録等送信頒布罪の疑いで逮捕されている。

「カリビアンコム」は、1996年に立ち上げられた。当初は海外のアダルト動画を扱うサイトだったが、2000年ごろから日本人AV女優が出演する撮り下ろしのオリジナル作の配信に乗り出し、いまや最大手。運営は「Dreamroom Productions, Inc」という米国籍の会社が行っており、他にも「一本道」「天然むすめ」「HEYZO」などの無修正サイトに携わっている。これらの無修正サイトは、配信用サーバーがアメリカに設置されており、日本国内の猥褻条例などには抵触しないという“建前”で運営されてきた。

 今回の逮捕劇も、海外配信そのものについては問題になっておらず、その動画の製作を国内で行っていたことが、製作スタッフが無修正配信の「幇助」をしたと指摘されたことによるものだ。後日、「無修整で配信したことへの関与が薄かった」として不起訴処分となったが、実名を晒されてしまった女優やスタッフたちの社会的なダメージは計り知れないだろう。

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