米ニューヨークのタイムズスクエアで起きた車暴走事件の現場で写真を撮る警察官(2017年5月18日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】米ニューヨーク(New York)のタイムズスクエア(Times Square)で車が歩行者に突っ込み、女性1人が死亡、22人が負傷した事件で、車を運転していた元軍人の男が殺人罪などで訴追された。同市のビル・デブラシオ(Bill de Blasio)市長は19日、男は精神衛生上の問題を抱えており、故意に犯行に及んだと述べた。

 英ロンドン(London)や独ベルリン(Berlin)、仏ニース(Nice)では最近、車を使った襲撃事件が相次いでおり、18日の事件を受けて米国の金融中心地であるニューヨークにも不安が広がったが、当局によるとテロであることを示す証拠はないという。

 訴追されたリチャード・ロハス(Richard Rojas)容疑者(26)はニューヨーク市ブロンクス(Bronx)地区在住の元海軍電気工。現場で逮捕され、18歳の女性観光客に対する殺人1件と、殺人未遂20件の罪に問われている。

 デブラシオ市長は19日、公共ラジオ局WNYCに対し、ロハス容疑者は「子どもの頃にまでさかのぼるメンタルヘルス上の問題を示していた」と説明。また、容疑者は「問題を抱え、暴力行為に及んだ」とした上で、「これまでに分かっている範囲で言えば、この事件の根本は治療されていなかったメンタルヘルス上の問題であり、おそらく20年前までさかのぼる」との見方を示した。

 容疑者が摂取していた薬物が今回の行動に影響を及ぼしたかについては、まだ鑑定結果が出ていない。

 警察によれば、ロハス容疑者は2008年と2015年に飲酒運転で逮捕されていたほか、今月に入ってからも脅迫の容疑で拘束されていた。また報道によると、容疑者は海軍に3年所属した後、2014年に地元に戻ったが、以前と様子が変わっていたとされる。

 地元各紙によると、容疑者は逮捕された際、自分は警察に撃たれるつもりだったと述べ、「あいつらを殺したかった」「声が聞こえた」とも発言していた。
【翻訳編集】AFPBB News