中国南部・広西チワン族自治区の玉林にある飲食店で犬肉を食べる人々(2016年5月9日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】中国南部・広西チワン族自治区(Guangxi Zhuang Autonomous Region)の玉林(Yulin)で、夏至の日に犬の肉を食べる「犬肉祭」の開催を前に、動物愛護団体によれば、祭りでの犬肉の販売が禁止されたという。その一方で、地元の飲食店などは犬肉の販売禁止について何も聞いていないと主張している。

 動物愛護団体「国際人道協会(HSI)」によれば今年、長い間にわたり国際的な批判を浴びている玉林の夏祭りで、地元当局が食肉処理された犬肉の販売を禁止したという。

 HSIの中国政策の専門家ピーター・リ(Peter Li)氏は18日に声明を出し、当局はさらに、祭りの期間中に犬肉を販売した店や業者には最大10万元(約160万円)の罰金を科す考えだと述べた。

 「犬肉祭」の期間中はこれまで数千頭の犬が、愛護団体らが残虐と評する状況下で殺されている。地元では、犬はおびえればおびえるほど肉の味が良くなると信じられており、犬たちが殴打されたり生きたまま煮られたりするという。

 だがAFPが19日に取材した飲食店の経営者たちは犬肉販売の禁止措置について何も聞かされていないと話した。さらには、ある市当局者も犬肉販売の禁止について承知していないと述べている。

 一方でHSIは、玉林の主要犬肉市場の販売業者に禁止について確認を取ったとしている。また、ある中国人の動物愛護運動家も、祭りの期間中は犬肉の販売が禁止になると聞いていると話した。

 これに先立ち犬肉の販売業者たちは、実際のところ、犬肉祭に対する批判によって祭りにより注目が集まり、より多くの人々が犬肉を食するようになったと主張している。

 犬肉は玉林をはじめ、中国南部の多くの地域で一年を通して食されている。
【翻訳編集】AFPBB News