北朝鮮の国営朝鮮中央通信(KCNA)が公開した、首都平壌で、新型ミサイル「火星12」の開発者らを乗せたバスを迎える人々(2017年5月18日撮影、同19日公開)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】北朝鮮の首都・平壌(Pyongyang)市街の大通りに並んだ、晴れ着姿の男性と華やかな伝統衣装姿の女性たち──国営朝鮮中央通信(KCNA)は19日、「平壌の道路は国を守る科学者たちを出迎える祝賀ムードに満ちあふれた」と報じた。

 朝鮮労働党の機関紙「労働新聞(Rodong Sinmun)」は1面に、「国防科学戦士を熱烈歓迎する民衆」との見出しを添え、同国史上最長の射程を持つとされる弾道ミサイルの開発者らの写真を掲載。世界に「強力で自立した核保有国の力を示した」として、「火星12(Hwasong 12)」の関係者らを称賛した。

 写真に捉えられた数百人の開発者たちは軍服に身を包み、首都の中心部にそびえ立つ故金日成(キム・イルソン、Kim Il-Sung)国家主席と故金正日(キム・ジョンイル、Kim Jong-Il)総書記の巨大な像に敬礼している。開発者らが乗り込んだバスの車列に赤い旗や造花を振って歓迎する住民たちの画像もあった。

 核弾頭を搭載して米国本土へ到達可能な大陸間弾道ミサイル(ICBM)の開発を進める北朝鮮は14日、「火星12」を実験発射した。北朝鮮はこれまでに韓国を越える射程500キロの弾道ミサイル「スカッド(Scud)」、日本を越える1000〜1300キロの中距離弾道ミサイル「ノドン(Rodong)」を保有しているが、専門家らによると「火星12」の射程はこれまで同国が開発した弾道ミサイルの中で最も長い4500キロとされ、太平洋上にあるグアム(Guam)島の米軍基地を射程圏内に収める。
【翻訳編集】AFPBB News