「ミスター ル・マン」こと寺田陽次郎さんが、ル・マン24時間耐久レースのサポートレースであるRoad to Le Mansレースに参戦することを発表しました。

1974年、寺田さんは日本人として初めてル・マンに参戦。以降4回のクラス優勝を含め29回出場し、日本人最多参加記録を持つル・マンのスペシャリストなのです。

現在はサーキットでの豊富な経験を生かし、マツダドライビングアカデミーのインストラクターを務めています。また、2003年にル・マンの主催者であるACO(フランス西部自動車クラブ)の理事に就任し、日本および極東地域におけるモータースポーツ文化の架け橋として活動中です。

Road to Le Mansレースは、ACOが推奨するLMP3車両およびFIA GT3車両によるレースで、ル・マン予選日(6月15日)と決勝レーススタート前(6月17日)に行われます。

寺田さんがドライブするLMP3車両は、全車が同じ5リットルV8自然吸気エンジンをミッドシップに搭載したプロトタイプカー。Road to Le Mansレースのほかにも欧州を転戦するヨーロピアンルマンシリーズ、アジアルマンシリーズ、アメリカのIMSAプロトタイプチャレンジなどの主要レースが導入するグローバルカテゴリーです。

Road to Le Mansレースには、30台のLMP3車両がエントリーしており、1時間レースをふたりのドライバーが交代して走ります。寺田さんはDKRエンジニアリング(本拠地:ルクセンブルク)がメンテナンスするアデスLMP3車両で、2000年WRプジョーで共にル・マンを戦ったシルバン・ブーレイと出場します。

寺田さんは今回の参戦について以下のように語っています。

「私は今年3月に古希を迎えましたが、ル・マンを走りたい意欲は留まるところを知らず、また、速く走るレースカーへの憧れや操りたい情熱を抑えきれず、今回のエントリーとなりました。レース歴52年の中、これまで29回ル・マンに出場し4回のクラス優勝をしていますが、子供の頃の夢はいまだに変わらず私の心を占領しています。そして、ル・マンとは、生涯をかけて追い求めるに値するレースなのです。走る歓びを通じて自らを高めたいと思いますし、今後もこの湧きいずる情熱を可能なかぎり持ち続けていきたいと思っています」

先日イベントで1991年ル・マン総合優勝車、マツダ787Bをドライブする姿を見ましたが、寺田さんのレースカーに対する情熱がヒシヒシと伝わってきて、鳥肌がたつほど感動しました。

寺田さんを魅了し続けるル・マンで、どのような走りを見せてくれるのか楽しみですね!

(写真:TERRAMOS・文:yuri)

「ミスター ル・マン」寺田陽次郎氏が再びル・マンへ!Road to Le Mansレースに参戦決定(http://clicccar.com/2017/05/19/473715/)