伊丹十三的視点の面白さ

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伊丹十三と聞いてどういうイメージがあるでしょうか。もっとも知られた顔は映画監督でしょう。「マルサの女」「ミンボーの女」をはじめとする社会派の映画を多く手がけました。しかし、伊丹十三の顔は映画監督にとどまるものではありません。

元祖マルチタレント

「考える人」編集部による「伊丹十三の本」(新潮社)には、伊丹十三のさまざまな顔がうかがいしれます。映画監督になる前に行っていた俳優活動、放送作家としての顔、エッセイスト、旅人、デザイナーなど、さまざまな活動が紹介されています。さらに伊丹十三の名前を有名したものとして「おいしいスパゲディの茹で方」があります。日本のスパディは、茹ですぎた炒めうどんであると批判し、麺硬めのアルデンテ、塩をたっぷりと使った大鍋でゆでる必要があると説きます。このスパゲティの茹で方を朗読しただけのレコードもあり、CD化もなされています。

趣味人としての伊丹十三

伊丹十三は趣味人として知られました。将棋に興味がないのに、人間同士の対決の味わいが出るとして、将棋中継を毎週録画するなど変人として知られていました。なにげないものを違った視点から面白がる視点は、人生を面白くするために、見習っても良いでしょう。