大阪市内の公立小学校の教諭(38)が酒を飲んだ後、受け持ちの6年生男児の自宅に押し掛け、男児に暴力をふるっていた。教育熱心な熱血教諭で、学校を休んだ児童を諭しに行っての出来事だった。

先週12日(2017年)の夜、勤務を終えた男性教諭は校長、同僚教諭と3人で居酒屋で一杯やり、校長と別れた後も同僚教諭と場所を変えて飲み直した。居酒屋店員は「午後8時前に2人で入ってきて、酩酊するようなこともなく、2人で教育論を熱心に話していました。男性教諭はビールだけ飲んでいましたね」と話している。

保護者からの連絡で発覚

男性教諭は午後10時前に店を出て、同僚教諭と別れたあと、自分が受け持つ6年生男児の自宅を訪れ、部屋にあった太鼓ゲームのプラスチック製バチで男児の肩や背中を複数回叩いたという。保護者は怖くて止めることができず、別の教諭に連絡をとったりしているうちに男性教諭は帰ったという。

翌日、男児は体に小さなアザができたとかで学校を休んだが、男性教諭は普段通りに出勤し、前夜の顛末については校長には報告しなかった。しかし、前夜、保護者から連絡を受けた同僚教諭が校長に伝えたことから、ことの顛末が明るみに出た。

大阪市教育委員会は男性教諭に自宅待機を命じ、「不適切な指導だった。早急に処分を検討する」と話している。保護者説明会で校長は「男児が金曜日に休んだため、担任の男性教諭が土曜日は学校に来るよう説得に行った」と説明したという。

学校では指導役の「首席教諭」

男性教諭は授業に熱心で、「首席教諭」という特別な立場にあった。これは校長と共に学校運営を担って一般教諭の指導を行う立場で、大阪市の全小学校教諭5271人の約3%に当たる183人しかいない。

山本由樹(編集者)「彼がこの男児をちゃんと学校に来れるようにしたいという思いは疑わなくていいと思います。問題は酒を飲んでいたこと。そこはちゃんと反省していただきたい。多分、いい先生だと思うので、児童の教育に反省を生かしてほしいですね」