娘の写真を見つめるホ・ダユンさんの父親=19日、木浦(聯合ニュース)

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【木浦聯合ニュース】2014年4月に韓国南西部の珍島沖で沈没し、今年3月下旬に引き揚げられた旅客船セウォル号の現場収拾本部は19日、3階客室で見つかった骨が檀園高校(京畿道安山市)の女子生徒、ホ・ダユンさんの遺骨だったとする鑑定結果を発表した。

 法医学者が歯型などを検査・分析し、行方不明者の治療記録などと照らし合わせた結果で、事故が発生してから1129日目となる。
 現場収拾本部が公式に身元を確認した行方不明者は檀園高校のコ・チャンソク教諭に続き2人目。
 コ氏の骨は船体が沈んでいた海底で見つかっており、船内捜索で収拾された骨から身元を特定できたのは今回が初めてとなった。
 ホさんの遺骨は16日午前8時30分ごろに発見されてから3日で身元の特定に至った。ホさんの歯の治療記録が残っていたため、早期特定につながったとなったとみられる。
 同じ場所では14日から4日間で49点の骨片が収拾されており、収拾された骨片に対する分析は現在も進められている。
 沈没事故では修学旅行中だった高校生ら295人が死亡、9人が行方不明だったが、9人のうち2人の遺骨の一部が発見された。
yugiri@yna.co.kr