21世紀版ハイジ誕生 (C)2015 Zodiac Pictures Ltd / Claussen+Putz Filmproduktion GmbH / Studiocanal Film GmbH

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 スイスの児童文学「アルプスの少女ハイジ」を実写映画化した「HEIDI(原題)」が、「ハイジ アルプスの物語」の邦題で8月から日本公開されることが決まり、主要登場人物の姿をとらえた場面写真が披露された。スイス人監督アラン・グスポーナーがメガホンをとった。

 女流作家ヨハンナ・シュピリ氏が手がけた「アルプスの少女ハイジ」は、全世界で約60の言語に翻訳され、累計発行部数が5000万部を超える名作児童文学。主人公は、アルプスの大自然のなかで、頑固だけど優しい祖父(アルムおんじ)と暮らす少女ハイジ。大富豪のお嬢様クララの話し相手として都会に連れてこられたハイジが、クララとの友情を育む一方で、ホームシックに苦しむ姿を描いた。日本では1974年にテレビアニメ化され、「子どもに見せたい名作アニメ」として親しまれている。

 「未来の見えない混迷した時代の今こそ自国の宝であるハイジの物語が必要」という思いのもと、「21世紀版ハイジ」として製作された本作。世界中の人々に愛されてきた主人公ハイジを演じたのは、500人の中から選ばれた新人アヌーク・シュテフェン。アルムおんじ役には、「ヒトラー 最期の12日間」のブルーノ・ガンツが抜てきされた。

 グスポーナー監督は、「ハイジの物語は子供のころに3作品を見た。70年代のテレビ版、50年代のモノクロ版、それに日本のアニメ版だ。どれもお気に入りだったよ」とハイジとの出合いを明かす。そのうえで、「オファーを受けてまず僕はヨハンナ・シュピリの小説を再読したところ、いろんな問題が詰め込まれたすごくパワーのある社会派ドラマに、すごく引き込まれたんだ。作品の根底には“抑圧からの解放”と“自分の居場所を見つける”というテーマがあることに気付いた。これにはワクワクさせられるし、いつの時代にも通じるとても根源的なテーマだ」と製作の経緯、原作や映画化に対する思いを語っている。

 スイスとドイツの合作映画「ハイジ アルプスの物語」は8月から日本公開。