ロードバイクのメンテナンスの基礎知識を伝授するコーナー。今回は、「ブレーキワイヤーの交換(フレーム内蔵型)」のやり方についてレクチャーしていきます。ワイヤーをフレームの中に通しているモデルもあります。その場合、手順を間違えるとフレーム内にワイヤーが残ってしまうので注意が必要です。

 

【ワイヤー類をフレーム内に納めているモデル】

ワイヤー類をフレーム内に納めているモデルもある。これによって見た目の美しさだけでなく、防錆化、ダメージなどの軽減が図られる。こうしたモデルのブレーキワイヤーの交換は次の手順で行う。

 

1.以下のように、空気抵抗の軽減と、フォルムの美しさのためにワイヤー類をフレームの中に通しているものもある。

 

【最初にインナーだけ交換する】

まずはインナーワイヤーを抜くことからスタート。インナーワイヤーを抜いたら、新しいワイヤーを古いアウターワイヤーに通してセットする。

 

2.アウターを残し、先にインナーワイヤーだけを抜き取り、交換する。

 

【古いアウターを抜く】

3.続けて、アウターを引き抜く。このとき、同時にインナーを通しておくのを忘れないようにしよう。

 

4.常にインナー、アウターのどちらかがフレーム内を通っているようにする。両方とも引き抜いてしまって通すのが困難な場合は、ショップに持って行くのをおすすめする。

 

【新しいアウターを挿入】

続いて、アウターワイヤーだけを抜いて、新しいものをインナーワイヤーに沿ってセッティングする。ブレーキレバーを外し、インナーワイヤーのタイコ(先端の金具)が見える状態にし、アウターワイヤーをインナーワイヤーをガイドに通していくという手順だ。注意点はインナーワイヤー、アウターワイヤーを一緒に抜いてしまうと、ワイヤーをフレーム内に再度通すのが難しくなってしまうということ。そのためインナーかアウター、いずれかは必ず残した状態で作業を進めるのが鉄則だ。

 

5.ブレーキを握り、カバーを外し、新しいアウターワイヤーを取り付けていく。

 

6.フレーム内に入っているインナーワイヤーをガイドにしてアウターワイヤーを通していく。