フィリピンの首都マニラの歩道で携帯電話を見ながらたばこを吸う男性(2017年5月19日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)大統領は18日夜、公共の場での喫煙を広範囲で禁止する大統領令に署名した。アジア諸国でも特に厳格な反たばこ政策をより強化する内容で、60日以内に発効する。

 喫煙やたばこの販売は、屋内の公共の場に加え、学校や公園など子どもが集まる場所から半径100メートル以内の屋外でも全面的に禁止される。たばこ広告禁止や屋外の公共の場での禁煙、たばこ包装に健康被害を警告する画像広告の表示を義務付けるなどの施策は、以前から導入されている。

 過激な発言が多く、既に数千人の死者を出している「麻薬撲滅戦争」を推進していることで有名なドゥテルテ大統領は、昨年の就任直後に社会秩序強化策の一環として禁煙法を導入すると宣言していた。一連の施策にはこのほか夜間のカラオケ禁止や、公共の場での飲酒を午前2時までに制限する法律が含まれているが、今のところまだ施行されていない。

 フィリピンの麻薬撲滅戦争では、ドゥテルテ氏の呼び掛けに触発された警官や自警団による超法規的殺人が相次ぎ、数千人が殺害されているとの批判を招いている。
【翻訳編集】AFPBB News