80才のアルツハイマー型認知症のお爺さん“テディ・マック”、デビュー曲がiTunesポップランキングで4位に

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 2016年に80才でメジャーデビューしたシンガー、テディ・マックのデビュー曲「ユー・メイク・ミー・フィール・ソー・ヤング」が日本のiTunesポップランキングで、オースティン・マホーン、ジャスティン・ビーバー、エド・シーランに次いで4位を記録した。

 1936年生まれ、80才のテディ・マックは、若い頃にシンガーとしてクラブで歌っていたが結婚を機に、工場で働きながら歌は趣味として楽しむようになった。

 2013年にアルツハイマーと診断されたテディは、家族すら認識するのが困難な症状で大変な日々の中、息子のサイモンは父親であるテディが部屋で歌っているところを偶然に見る。リラックスした様子で生命感に満ち溢れたテディの姿に感銘を受けたサイモンは、彼をドライブへ誘う。アルツハイマーの研究機関への寄付を募ることを考え、車の中で歌を歌う様子を動画サイトにアップしたところSNSで大きな話題となり、様々なメディアが取り上げ、他の動画を含め再生回数は合計4,000万回を超え、12万5000ポンド(約1750万円)を寄付することができた。

 さらには、イギリスの名門レコード会社デッカ・レコードと契約し、フランク・シナトラの名曲「ユー・メイク・ミー・フィール・ソー・ヤング」と「クァンド・クァンド・クァンド」をロンドンで録音することになった。伴奏には、フランク・シナトラとのツアー経験がある、ガイ・バーカービッグバンドが参加。ミキシングとマスタリングはロンドンのアビー・ロード・スタジオで行われ、2016年9月23日にその2曲が全世界に配信され、遂にデビューすることになったのだ。現在は、アルバムを制作中だという。

 この奇蹟のストーリーは、イギリス全土で話題になり、アルツハイマー病の治療に音楽が非常に有効であることや音楽療法の効果について、あらためて認識されるきっかけとなった。

 日本では、2017年5月18日に放送されたフジテレビ系TV番組「奇跡体験!アンビリバボー」で、テディ・マックが紹介されたところ、SNSで感動の書き込みが相次ぎ、iTunesのポップランキングで4位まで上昇した。

◎動画
「クアンド・クアンド・クアンド」
https://youtu.be/9UQ5mjFzHTA

◎リリース情報
『ユー・メイク・ミー・フィール・ソー・ヤング』
配信/ストリーミングサイトで発売中
<収録曲>
1. ユー・メイク・ミー・フィール・ソー・ヤング
2. クァンド・クァンド・クァンド