第70回カンヌ国際映画祭のレッドカーペットにエルサレム市街の風景が描かれたイブニングドレスで登場したイスラエルのミリ・レゲブ文化・スポーツ相(中央、2017年5月17日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】南仏カンヌ(Cannes)で開催中の第70回カンヌ国際映画祭(Cannes Film Festival)で18日、イスラエルのミリ・レゲブ(Miri Regev)文化・スポーツ相がエルサレム(Jerusalem)の旧市街(Old City)の風景を描いたイブニングドレスを着用してに出席し、「挑発的だ」とソーシャルメディア上で批判を呼んでいる。

 物議を醸しているのは、イスラエルが占領する東エルサレム(East Jerusalem)の全景を見渡すデザインのドレス。イスラム寺院「アルアクサ・モスク(Al-Aqsa Mosque)」や、その中にあるイスラム教の聖地「岩のドーム(Dome of the Rock)」も描かれている。

 モスクのある丘はユダヤ教徒にとっても「神殿の丘(Temple Mount)」と呼ばれる最も重要な聖地で、ユダヤ教徒とイスラム教徒の衝突がたびたび繰り返されている。

 レゲブ氏は軍の検閲官出身。イスラエル史上最も右寄りといわれるベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)政権の与党・リクード(Likud)の中でも辛口の発言で知られ、イスラム教徒の反発への懸念から禁止されているアルアクサ・モスク敷地内でのユダヤ教礼拝について、解禁への支持を表明している。
【翻訳編集】AFPBB News