中国では日本の戦後の復興のあまりの速さがいまだに語り継がれている。日本は日中戦争後も内戦が続いた中国とは全く違う道のりを歩んだと言えるが、戦後の日本はどのような様子だったのだろうか。中国メディアの今日頭条は16日、1955年における日本を写真で紹介する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

写真拡大

 中国では日本の戦後の復興のあまりの速さがいまだに語り継がれている。日本は日中戦争後も内戦が続いた中国とは全く違う道のりを歩んだと言えるが、戦後の日本はどのような様子だったのだろうか。中国メディアの今日頭条は16日、1955年における日本を写真で紹介する記事を掲載した。

 記事が紹介しているのは、東京をはじめ、横浜や大阪、仙台など日本各地の写真で、いずれも終戦からほんの10年しか経っていないにもかかわらず、「廃墟の中からあっという間に立ち直り、勢いよく発展」している様子が感じられると伝えた。

 また、今日の日本を訪れる中国人旅行客の間では「日本の街中にはゴミ箱がまったく見当たらないのに、ゴミが落ちていない」と評判だが、終戦から10年の時点でもうすでに「現在と変わらず、ゴミ1つ落ちていない」社会だったことに驚きを示した。

 そのほか、東京の渋谷駅前を撮影した写真では、人が多く行き交っており、人びとは希望に満ちた表情をしていて、誰もが小綺麗な格好をしている。着物の女性もちらほら見られ、拾円均一と大きく掲げた寿司屋の看板が時代を感じさせる。また、工事中の東横百貨店(現・東急百貨店)前では、ハチ公像を米国軍人が興味深そうに見ている写真もある。

 さらに、台の上に立って交通整理する警察官とその後ろに路面電車が写っている銀座4丁目や、細い路地にバーが並んでいる写真を紹介、いずれも終戦からたった10年しか経過していない頃の日本とは思えず、中国人旅行客が現在の日本を訪れて驚嘆する「秩序ある社会」と「ゴミのない街」が当時すでに存在していたことが見て取れる。

 ほかにも、道端で野菜を売る人、おでん屋に群がる坊主頭の少年たち、工事中の東京タワーなどの写真が紹介されているが、いずれも新しさと活気にあふれている様子が感じられ、なによりも記事が指摘しているように「ゴミ1つ落ちていない」のは驚き以外の何物でもない。世界第2位の経済大国となったことを誇りにしている中国だが、清潔さの点ではまだ戦後10年の日本の水準にまでは到達していないと言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)