2017年3月に心筋梗塞で亡くなった鄭問さん(左1)

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(台北 19日 中央社)国立故宮博物院(台北市)は18日、今年3月に死去した漫画家、鄭問さんの記念展を同院で開催すると明らかにした。開催時期は1周忌となる来年3月。故宮で漫画家を取り上げた展覧会が開かれるのは初めてだという。

故宮によると、鄭さんの作品は水墨画と西洋絵画の技法を融合させた独特の作風が高く評価されており、台湾の漫画・アニメ界に多大な影響を与えてきた。そのため、鄭さんの作品を一堂に集めた展覧会の開催を望む声が上がっていた。だが、これまでには記念展が中国大陸で開かれるとの噂も流れた。

故宮は林正儀院長の就任以来、青少年との結びつき強化に力を入れてきており、今回の記念展はこの方針と合致したものだと説明している。

鄭さんの弟子で、台北市漫画従業人員職業工会(労働組合)の鍾孟舜理事長は18日、フェイスブックで、「これまで漫画家は一人として成し得たことがありません」と鄭問展が故宮で開催されることへの感動を示し、「台湾漫画の大きな進展」だと喜びをつづった。

(鄭景ブン/編集:名切千絵)