80年代傑作ファンタジー「ダーククリスタル」の前日譚が制作発表。今秋撮影開始、Netflixで公開予定

ジム・ヘンソン・カンパニーがファンタジー映画の傑作「ダーククリスタル」の前日譚「The Dark Crystal: Age of Resistance」をドラマ化すると発表しました。Netflixで配信されるこの作品は全10話になる予定で、監督は映画「トランスポーター」や「タイタンの戦い」のルイ・ルテリエ。

ダーククリスタルといえば、全編アニマトロニクスで制作された1982年(日本では1983年)公開のダークファンタジー作品。監督はマペット作家で「セサミストリート」「ラビリンス/魔王の迷宮」「ストーリーテラー」などを手がけたジム・ヘンソンと、クッキーモンスターの声や「スター・ウォーズ」のヨーダ役で知られるフランク・オズ(ブルース・ブラザースの冒頭で所持品を返却する看守役でも有名)が共同で務めました。

新作シリーズは、オリジナル作の数年前が舞台。3人のゲルフリン族(主人公となるキャラクター)が、権力を握るスケクシス族の背後に潜む恐ろしい秘密に気づき、反乱を起こすための壮大な旅に出るというストーリーです。

 

 

新作には大きな期待が集まるとは思われるものの、オリジナルを愛する人ほど、新作の出来に不安を感じる人もいるかもしれません。しかし今作はジム・ヘンソン・カンパニーの制作により、全編ではないにせよ当時と同様のアニマトロニクス技術を使っての制作になるとのこと。オリジナル作や「ラビリンス/魔王の迷宮」でコンセプトデザインを手がけたブライアン・フロードが今作でもデザイナーを務めるため、あの80年代ファンタジーが持つ独特の世界感の再現が大きく期待できます。

ローリングストーン誌が伝えるところでは、撮影開始は今秋から。おそらくオウグラは出てくるにしても、ガーシムやランドストライダーなども登場するのか、新たなキャラクターがどのようになるのか、いまから惑星トラの幻想的な世界やそこに棲む種族たちとの再会が待ちきれません。

下は「ダーククリスタル」の予告編