消費者が成分量まで測定するのは難しい(画像は両社の商品ページより)

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消費者庁は2017年5月17日、製茶メーカーの佐藤園(静岡県静岡市)が製造し、大正製薬(東京都豊島区)が販売していた「特定保健用食品(トクホ)」に、トクホとしての機能をうたうための成分が、トクホ申請時に記載されたとおり含有されていなかったと発表した。

両社は17日から当該商品の自主回収を開始している。

食物繊維で便通を改善するとされていたが

トクホ中に、関与成分が十分に含まれていないものがあった問題が昨年相次いだことを受け、消費者庁は昨年9月からトクホの分析試験を行っていた。

今回、関与成分の不足が指摘されたのは佐藤園の「緑の促茶」、大正製薬の「ドゥファイバー 粉末スティック <グアーガム>」。いずれも粉末タイプのお茶。「便通の改善」「腸内環境の改善」といった機能を謳い、食物繊維の一種である「グアーガム分解物」が含まれているとされていたが、消費者庁が分析したところ規定量の8割程度となっていたという。同庁は原料管理のミスと判断しトクホの取り消しは行わない。

指摘を受けた両社は製品自体の安全性上の懸念はないと判断しており、現在までに健康被害等の報告はないと発表。品質管理体制を強化し、再発防止に万全を期すとしている。