中国税関は2016年6月から海外での代理購入を規制し摘発を強化しているが、一掃は困難な状況が続いている。

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2017年5月16日、米華字メディア・世界日報によると、中国税関は2016年6月から海外での代理購入を規制し摘発を強化しているが、一掃は困難な状況が続いている。

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中国海関(税関)総署の定める規定では、中国人旅行者が海外から帰国する際に、旅行者自身が使ったり、親しい人に贈ったりするものとは考えられない量の物品を持ち込もうとすると、いったん税関が保管することになっている。規定を超える量の物品は、販売や貸し出しが目的だと考えられるためだ。

しかし、代理購入は利益性が高く、1年たった現在も、危険を冒すことになっても代理購入を続ける人は絶えない。ボストンに留学しているというある女子学生は代理購入を始めて5年たった。扱っているのは有名ブランドの衣類やバッグ、化粧品などで、SNSを通じ、中国で購入するよりもかなり割安な値段で販売しているという。

女子学生は、たしかに利益はあるが、自分は「代購狗(代理購入のイヌ)」だと自嘲気味に話す。代理購入は思ったよりつらい仕事で、購入先のアウトレット店は市街地から遠く、値引率もまちまちで、必ず商品があるとは限らないため、授業以外の時間は、注文を受けるとすぐ商品確保に奔走しなければならないという。

しかも、税関は厳しくなり、為替レートも悪くなり、以前ほど簡単な仕事ではなくなったという。女子学生は「もうかると聞いて、代理購入に手を出す人も増えた。競争は激しい」と言うものの、「幸いにも自分には信頼してくれるお客さんがいるので、これからも代理購入を続けるつもり」だと話している。(翻訳・編集/岡田)