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説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『iPhoneはランサムウェアに感染するの? しないの?』という質問に答えます。

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インターネットに接続して使う以上、そしてソフトウェアという完全無欠の状態が考えにくい要素を抱えている以上、iPhoneが「マルウェア」(迷惑機能を備えたソフトウェアの総称)を100%予防できるとはいえません。どれほど完璧に仕上げたつもりの製品でも、どこかしらに不完全な部分(バグ)や設計当初予想できなかった機能的空白(脆弱性)が潜んでいるもので、iPhoneもその例外ではないということです。

ランサムウェア(Ransomware)はマルウェアの一種で、標的としたパソコン/スマートフォンに使用制限をかけることが特徴です。ひとたび動作を開始すると、暗号化を施すなどしてパソコン/スマートフォン上のファイルを読み書きできないようにしたり、画面をロックして操作不能の状態にしたりしたうえで、感染した旨のメッセージを表示します。そこには、ロックを解除してほしければ○支払えなどという要求が記載されていることから、ransom(身代金)という名前が付きました。

もしiPhoneがランサムウェアに感染するとしたら、その経路はApp Store(で配布されるサードパーティー製アプリ)かWEBブラウザでしょう。App Storeの審査体制は厳重ですから、過度に心配する必要はありませんが、名前を知らない開発元のアプリはダウンロード前に事故の有無を確認するくらいの警戒心は必要です。WEBブラウザも同じで、怪しげなサイトにはアクセスしないことです。iPhoneにはシステム常駐型のセキュリティソフト(マルウェアを検出し除去するアプリ)が存在しませんから、君子危うきに近寄らずを徹底するしかありません。

幸いなことに、5月15日現在iPhoneだけを標的としたランサムウェアの報告はありません。世界規模で感染被害が広がっている「WannaCry」の動作対象はWindowsパソコンですから、iPhoneに感染する可能性はないものの、対岸の火事とは思わずセキュリティ意識を高めるきっかけにすることをお勧めします。