17日、平昌冬季五輪で韓国のスピードスケート・ショートトラックの選手らが着用するユニホームの選定をめぐり、メーカーと大韓スケート競技連盟の間で論争が起こっている。写真は平昌五輪の広報ポスター。

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2017年5月17日、平昌(ピョンチャン)冬季五輪で韓国のスピードスケート・ショートトラックの選手らが着用するユニホームの選定をめぐり、メーカーと大韓スケート競技連盟の間で論争が起こっている。韓国・国民日報が伝えた。

4月25日、大韓スケート競技連盟は五輪用の新ユニホームをこれまでのFILA(契約期間2012年10月〜17年4月)からHUNTER製品に変更したことを発表。これを受けFILAは同日、ドイツ航空宇宙センター(DLR)とオランダ航空宇宙センター(NLR)が共同投資して設立したDNW(ドイツ・オランダ風洞)に依頼し、自社とHUNTER社のスピードスケートのレーシングスーツ性能を実験した結果を公開した。

それによると、FILAのレーシングスーツは300グラムと、HUNTERの335グラムより軽く、スピードに直結する空気抵抗もHUNTER比10%以上低いという結果が出たという。そのためFILAは、HUNTER社のユニホームに変えた場合、平昌に五輪3連覇が懸かる韓国の「氷速女帝」イ・サンファ選手がソチ五輪500メートルで出した37秒28の記録より「少なくとも1秒以上記録が低下しかねない」と主張したのだ。

これに対し連盟は、4月19日に実施した平昌五輪出場の8選手へのテストやアンケートで、8人中7人が「(FILAを含めた3社のうち)HUNTERのレーシングスーツが最も体に合っている」と回答したことを挙げ、「多くの選手がこれまでのレーシングスーツに不満を漏らしており、選考も公正に行った」と主張した。なお、同テストが非公開で行われたことへの批判については「外部の影響を受けず、選手自身の意見を十分に反映させるために非公開にした」と釈明している。

この騒動を受け、韓国のネットユーザーからは連盟による何らかの不正を疑うコメントが多く寄せられている。「そんなに自信があるのになぜテストを非公開にしたの?」「会長はこれを機に辞任したら?」「今度はいくらもらったの?」「政権が変わってもこの連盟は相変わらずだね」との声や、「大統領様、この人たちを捕まえてください」「国民の信頼を失った機関、団体、連盟はもう終わってる。不正があるなら絶対に処罰すべき」と厳罰を主張する声も相次いだ。

また、「個人種目なんだから選手が選択すればいい」「選手の好きにさせたら?」と選手の意見を重視する声や、中には選手に対して「テストを受けた8人は直接会見して説明して」と求めるコメントも見られた。(翻訳・編集/松村)