11日、近年の日本において、「美容」はもはや女性の専売特許ではなく、若年男性にも浸透しているという。複数の化粧品大手の調べによると、母親とコスメを共有したり、美容の悩みを相談したりする若い男性が増えており、「ママっ子男子」と定義されている。資料写真。

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2017年5月11日、近年の日本において、「美容」の二文字はもはや女性の専売特許ではなく、若年層男子にも広く浸透しているという。複数の化粧品大手の調べによると、母親とコスメを共有したり、美容の悩みを相談したりする若い男性が増えており、彼らは「ママっ子男子」と定義されているそうだ。台湾のネットメディア・風伝媒が伝えた。

新学期を迎えたばかりの日本の各大学。キャンパスでは早くも来年度に向けた就活が動き出している。2017年1月、大正大学は化粧品大手のマンダムと共催で、男子学生を対象とした「就活身だしなみセミナー」を開催した。企業人事に与える第一印象を左右する、髪・肌・体臭のケア方法をレクチャーしたという。セミナーでは「日ごろのスキンケアが履歴書写真の印象を確実にアップします」などのアドバイスが聞かれ、参加した学生からも「中学時代から肌の手入れは欠かさない」などの声が飛んでいたという。

マンダムが男子学生向けのセミナーを開催するのは、昨年12月以来、6校目だ。自身の容貌や身だしなみに関心の高い若年男性は増えていると実感している。また、同じく化粧品大手の花王は、こうした傾向の背景に「SNSが普及したことで、他人の目線を意識する機会が増えた」と指摘する。

さて、ここまでなら多くの人が肌で感じてきた世の中の動きだろうが、イマドキの若い男性の変化はもっと先を行っている。前出のマンダムをはじめとした複数の企業が、10代後半から20代の男性を対象に行ったいくつかのアンケート調査の結果をまとめると、イマドキの男子が容姿を磨くのに、お手本にしたり相談役にしたりしているのが「母親」という結果が出たのだ。友人や兄弟よりも、まず母親に相談する。母親に勧められて身だしなみに気を配るようになった。母が使っている美容ケア用品を「いいな」と思い、使い始めた。わずか数年前には考えられなかったような、驚くべき結果が出ている。

博報堂ブランドデザイン若者研究所の原田曜平氏は、母親と対等かつ良好な関係を築き、まるで「友だち親子」と化している若い男性を「ママっ子男子」と定義している。お出かけやお買い物も一緒、あけすけな恋バナもする、SNSでも友だちになっている…密着した母子関係ではあるが、従来言われていたマザコンのようなネガティブなイメージはない。ママっ子男子の母親たちはバブル世代。気持ちが若く、美容や恋愛に関する知識・経験も豊富で、若い世代とのコミュニケーションにハードルがない。こうした母親たちの影響の下、男子も自然と美容やコスメに興味を持つようになるのだろうと分析している。(翻訳・編集/愛玉)