画像提供:マイナビニュース

写真拡大

●録画機能にこだわったFUNAIブランドの4Kテレビ

○録画機能にこだわったFUNAIブランドの4Kテレビ

船井電機は5月17日、都内で記者発表会を開き、国内市場向けの4Kおよび2K(フルHD)対応の液晶テレビ、5シリーズ全11モデルを発表した。発売日は6月2日。同時にBDレコーダー、2シリーズ全4モデルも発売する。価格はオープンで市場推定価格は非公開。

北米市場で確固たる地位を築き上げ、ウォルマートなどでいくつものアワードを持つ船井電機だが、国内市場に関してはこれまで本格的な販売はせず、輸出専業メーカーのように振る舞ってきた。

「FUNAI」ブランドも2005年に一度使用を停止しており、今回ヤマダ電機と独占販売契約を結んだ上で、国内市場に再参入、ブランドも再使用という形になる。ヤマダ電機の全店舗で販売することで、国内販売台数シェアで本年度5%、2020年度には20%を目指す。

5シリーズの液晶テレビは、6000/5000/4100/4000シリーズが4K HDRに対応し、2000シリーズはフルHDの2K対応となる。4000シリーズと2000シリーズ以外は倍速駆動に対応。チューナーは6000シリーズのみ地上/BS/100度CSデジタル×6基で、他は地上/BS/100度CSデジタル×2基となる。

4K HDR対応の6000/5000/4100/4000シリーズでは、ソシオネクスト製の半導体を採用、高画質エンジンとして独自開発の高画質エンジン「ClearPix Engine」を搭載する。Briliant Wide Colorの広色域に対応し、映像信号を拡張するだけでなく、色のズレなども補正して色表現範囲を拡大することで、リアルな色を再現する。

スピーカーはバスレフ型を本体下部、画面の背面に配置し、音楽番組などで迫力のサウンドが再生可能。4K HDR対応の6000/5000/4100/4000シリーズでは、3D音場形成技術を応用した立体サラウンドのsonic emotion PREMIUMに対応するほか、シニアなどが音声を聞き取りやすくする「はっきり音声」にも対応している。

競合他社との差別化ポイントとして、ラインナップの一挙投入による登場感や、斬新なデザインなどが挙げられているが、中でも特にこだわりが感じられるのは録画機能だ。

全モデルで録画用のハードディスクを内蔵。外付けのUSBハードディスク録画にも対応し、裏番組録画も標準対応する。内蔵HDDの容量は6000シリーズが3TB、5000シリーズと4100シリーズが500GB、4000シリーズと2000が128GBとなる。SeeQVaultは6000シリーズが標準対応し、5000/4100/4000シリーズはアップデートで対応する(2000シリーズは非対応)。

2000シリーズ以外の全シリーズで、リモコンの最上段に「録画」ボタンをひときわ目立つように配置して、一発で録画できるよう配慮している。また、リモコンのボタンは、押したときにマウスのクリックのようなカチッとする手応えのあるクリック構造となっている。

○シリーズごとの特長を簡単に

6000シリーズは「プレミアム4K」に位置付けられる最上位のシリーズだ。インテリアに映えるワイヤースタンドを採用した高級感のあるデザインで、画面サイズは55V型と49V型をラインナップ。全シリーズで唯一、まるごと録画やおすすめ再生に対応。DR録画に加え、HD画質での録画にも対応する。また、ホームネットワーク機能では、他がクライアント機能のみなのに対し、サーバー機能にも対応している。

5000シリーズは「スリムハイグレード4K」の位置付けで狭額縁デザインを採用。画面サイズは65V型、55V型、49V型で、全シリーズで唯一65V型をラインナップする。

4100シリーズは「ハイグレード4K」となり、下記の4000シリーズに比べて液晶の倍速駆動に対応する点と内蔵HDD容量が異なる。画面サイズは55V型と49V型。

4000シリーズは「スタンダード4K」で、4100シリーズの液晶倍速駆動をカットし、内蔵HDD容量を抑えたモデル。画面サイズは43V型。

2000シリーズは「スタンダード」で、機能やサイズを抑えたシリーズ。画面サイズは40V型、32V型、24V型。フルHD画質で録画容量も少ないなど、機能性能よりも廉価が売りとなるはずであり、市場想定価格は未だ非公開だが、ヤマダ電機独占販売ならではのインパクトのある価格が期待される。

●品ぞろえ豊かなテレビ売り場を

○品ぞろえ豊かなテレビ売り場を目指す

先述のとおり、船井電機とヤマダ電機の両社は、販売目標を国内シェアで本年度5%、2020年度には20%と掲げているが、これは国内マーケット全体を指す数字だ。つまり、ヤマダ電機の中での販売構成比はもっと上がる。恐らく5割、6割といったかなり大きな数字になるはずだ。

ただし、ヤマダ電機の一宮副会長は「ヤマダ電機が取り扱っている中で4社しかないテレビメーカーが5社になるのだから、既存メーカーのシェアは当然下がる。だが、2020年に向けて全体の販売台数そのものが伸びるため、既存メーカーの販売台数は減らず、むしろ増えると見ている」と強気だ。

この強気な目標を支えるのは、国内家電量販店で最大手となるヤマダ電機の販売力だ。同社は国内テレビ販売シェアの20%、家電量販店業界では30%の販売シェアを持つ。その全店舗にFUNAIブランドのテレビやレコーダーを熟知した「フナイマイスター」を配置して、FUNAIテレビの販売に注力するという。

また、今回の発表会は間に合わなかったが、夏には65V型2機種を発表する予定で、さらに2018年夏には有機ELテレビを発売するべく、現在開発中であることも明かされた。

今回の発表会では、ヤマダ電機の山田会長も登壇。

「国内テレビのメーカーが減ったため、売り場の品ぞろえが国内では4社しかなく、元気もない。一方でお客様の基本的なニーズは変わっていない。それは、いいものを安く欲しいということ。このニーズに応えるには、品ぞろえを増やすしかないが、日本の消費者の文化に合った製品が作れる日本のメーカーにこだわりたい。

船井電機とタッグを組んだことは、店頭の品ぞろえを増やすためで業界全体にとってメリットになる。ただ、独占販売でないと船井電機にとってメリットが少ない。ヤマダ電機と船井電機の創業者ならではの感覚で、私が市場を創造する」と熱く語った。

同時発売となるBDレコーダーは、3チューナーを搭載するHTシリーズの「FBR-HT2000」と「FBR-HT1000」、2チューナー搭載のHWシリーズ「FBR-HW1000」と「FBR-HW500」の4モデル。

FBR-HT2000はHDD容量が2TBで最長約2,180時間の録画に対応する。FBR-HT1000とFBR-HW1000はHDD容量が1TBで最長約1,084時間の録画に対応。FBR-HW500はHDD容量が500GBで最長約536時間の録画に対応する。いずれも有線LANを備え、FBR-HW500以外はWi-Fi機能(IEEE802.11a/b/g/n準拠の無線LAN)を内蔵する。