合同写真展「工場曼荼羅」(2012)や「工場夜景・美の祭典」フォトコンテスト2014入賞など活躍の場も多岐にわたる、竹城たむ氏の作品/行ける工場夜景店2017/(C)竹條たむ

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数年前からブームとなり、現在はツアーが組まれるほど人気が定着してきた工場夜景。日常の空間でありながら、夜になるとまるで眩い光を放つ要塞のような空間が広がり、装飾のないありのままの美しさで、訪れる人々を魅了している。この工場夜景にフィーチャーした合同写真展「行ける工場夜景展2017」が6月2日(金)〜25日(日)まで、TODAYS GALLERY STUDIO(東京・浅草橋)にて開催される。

Instagram communityで合計約15万人のフォロワーを持つ@japan_night_viewや@japan_daytime_viewを運営する、山崎まさし氏の作品/行ける工場夜景店2017/(C)山崎まさし

同展は2015年、2016年にも開催されており、「変わる廃墟VS行ける工場夜景展」と合わせて約1万人以上を動員。工場夜景ファンを中心に、大きな話題を呼んだ。最大の特長は、その場所に“行ける”をコンセプトにしていること。実際に自分の足で“行ける”工場の写真だけを集め、各写真にアクセス情報などの解説付きで展示しているので、自分の心を揺さぶった写真の現場へ行くことが可能だ。現場では、写真と同じ構図を自分の目で見ることができ、撮影を楽しむこともできる。さらに、作品によっては一眼レフカメラで撮った写真だけでなく、スマホで撮影した写真も展示。スマホで撮影できる範囲のクオリティを確認できるので、高級な一眼レフカメラを持っていない人はぜひ、チェックしたい。

また、会場内特設ブースでは特設展示作品も併設。夜を再現した壁一面真っ黒の特設スペースに大倉裕史氏のパノラマ作品を円形状に展示しているので、煌びやかな夜景群を目の前で楽しむことができる。このほか、参加アーティストたちの作品を網羅し、撮影ポイントのアクセスコードも付いた公式図録や、オーダープリントTシャツなどの物販も充実しているので、こちらも見逃せない!【東京ウォーカー】