GoogleがHTC ViveおよびLenovoとパートナーシップを組み、PCやスマートフォンの接続が不要なケーブルレスのスタンドアロン型VRヘッドセットを発売することが決定しました。これら2種類のVRヘッドセットは、Google I/O 2017で発表された新しいVRヘッドセット向けトラッキング技術「WorldSense」に対応しており、実際に動いてVR内のゲームを操作する「自然な動き」に注目したVRヘッドセットが誕生します。

The latest on VR and AR at Google I/O

https://blog.google/products/google-vr/latest-vr-and-ar-google-io/

Googleの新しいトラッキング技術「WorldSense」を採用したVRヘッドセットを使っている様子は、以下のムービーを見るとわかります。

Introducing WorldSense: Move naturally in VR - YouTube

女の子が……



VRヘッドセットを装着。



VRの世界では3つの大砲が設置されており、ボールが発射されています。



飛んでくるボールをサッと避ける女の子。



ボールはどんどん飛んできます。



女の子が装着しているのはPCもスマートフォンも必要なく、煩わしいケーブルが一切ない独立型ヘッドセット。そんな独立型ヘッドセット内のセンサーだけで着用者の動きを検知して、現実の「ボールを避ける」という自然な動作がそのままゲームの世界に反映されるという技術を、Googleは開発したわけです。



後日、学校の体育館でボールを使ったゲームが始まりました。



VRヘッドセットで練習していた女の子は、ゲームと同様に飛んできたボールをサッと避けることに成功しています。



そんなGoogleの新しいVRヘッドセット向けトラッキング技術が「WorldSense」。



WorldSenseに対応するスタンドアロン型のDaydreamヘッドセットと同時に登場予定。



GoogleはHTC Viveと……



Lenovoとパートナーシップを組み、2種類の独立型Daydreamヘッドセットが2017年後半に登場するとのことです。



なお、WorldSenseのVR技術は、GoogleのAR空間認識技術「Tango」を基盤として開発されたとのこと。そんなTangoのAR技術はスマートフォンをかざすとARで3Dオブジェクトを表示できる教育向けプラットフォーム「Expeditions AR」にも使われています。Expeditions ARはTangoの空間認識技術で教室をマッピングし、教室の中央に竜巻・火山の噴火・DNAのらせん構造などを表示するもので、まるでその場にあるかのように、複数の生徒がスマートフォンを使って同一の3Dオブジェクト見回ることができます。実際にExpeditions ARを使っている様子は以下のムービーから見ることができます。

Expeditions AR - Bringing the world into the classroom - YouTube

2017年秋ごろにExpeditions ARを使った学校向けプログラムが正式スタートする予定で、関心のある教育関係者は以下のページからプログラムへ申し込むことが可能です。

Google Expeditions

https://edu.google.com/expeditions/ar/#about