田村芽実

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昨年5月に行われた日本武道館公演でアンジュルムを卒業した田村芽実さんの初主演舞台『minako-太陽になった歌姫-』が17日、渋谷区のCBGKシブゲキで公演初日を迎え、本番前に行われたゲネプロがマスコミに公開された。

本作は、2005年に骨髄性白血病で亡くなった 歌手・本田美奈子.さんの生涯を描いた作品で、本田さんの大ファンだったという田村さんがアンジュルム卒業後、1年振りにして初めて挑む意欲作となっている。

ゲネプロの直前に行われた記者会見に田村さんは、本作のテーマである“笑顔”を常にたたえながら余裕の表情で会見に臨み、「まだ夢を見てるようですが、5日間しっかりと本田美奈子.さんとして強く生きたいです」と意気込んだ。さらに、「ぜんぜん緊張してない。アイドルの時は本番まで時間がないことが多かったのですが、準備の時間がたくさんあってビックリ。ちゃんと役に入り込めて嬉しい」と心境を語った。

脚本・演出を担当した野沢トオルさんは、「時間が長くなってしまったんですけど、見どころばかりで切るところがなくて、2時間になるようにものすごいハイスピードでやることになりました」と笑い、「僕の作家人生を全て詰め込みました」と出来栄えに自信を見せた。

田村さんは会見で本田さんが『the Cross -愛の十字架-』で実際に着用した赤い衣装を着用し、「着ると気分が上がりますね。服が入らないんじゃないかと心配しましたが、意外とぴったりでした」と満足そうに笑った。さらに公演内でも日替わりで本田さんの衣装を着て登場すると言い、「アンジュルムでも露出度の高い衣装も着ていたんですけど、比べものにならないくらい露出のすごい衣装もあります。その回に観られる方はラッキーかな」と興奮気味に話した。

自身でも本田さんとの共通点が多いと語る田村さんに、「しゃべり方や、しぐさも似ている箇所があって、演出をしていて鳥肌が立った」と野沢さんが褒めると、「このお芝居を通して“歌でみんなを幸せにしたい、笑顔にしたい”という気持ちがさらに大きくなって、私にはやっぱり歌だなと感じました。本田美奈子.さんの気持ちに近づけているのかな」と田村さんも頷いていた。

最後に田村さんは、「1年間待っていてくださってありがとうございます。きょうからはまた新しい田村芽実なので、よろしくお願いします」とファンに向けてメッセージを送っていた。

本番さながらのゲネプロでは、演じるのではなく、本田美奈子.として“生きて”舞台に立ち、『1986年のマリリン』や、ミュージカルのナンバーの数々も、本田さんが宿ったかのようなみごとな歌唱で歌いきった。

21日までの全8公演は前売り完売となっており、当日券の有無に関しては公式ツイッターで告知される。また、公演のDVDが8月18日に発売されることが決定した。記念イベントも東京・山野ホールで7月17日に開催される。

舞台『minako-太陽になった歌姫-』HP http://stage-minako.com/

舞台『minako-太陽になった歌姫-』ツイッター https://twitter.com/stage_minako

DVD完成披露特別上映会チケット受付ページ http://ps.ponycanyon.co.jp/stage-minako/ticket/