国をあげて「匠の精神」を求めている今の中国だが、その答えは何の変哲もない市井に埋もれているかもしれない。中国メディア・今日頭条は先日、小学校中退の55歳男性が最高速度時速40キロメートルの電動自動車を作りあげたことを紹介する記事を掲載した。(イメージ写真提供:(C)PAN XUNBIN/123RF) 

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 国をあげて「匠の精神」を求めている今の中国だが、その答えは何の変哲もない市井に埋もれているかもしれない。中国メディア・今日頭条は先日、小学校中退の55歳男性が最高速度時速40キロメートルの電動自動車を作りあげたことを紹介する記事を掲載した。

 河南省鄭州市内の農村に住む55歳の男性・郭さんは、小学校に3年間しか通っていない。そんな郭さんは、愛する孫のために自分で電動の自動車を3台作ってしまったのだ。ランボルギーニに似たスーパーカー風の電気自動車はもちろんハリボテではなく、ちゃんと動く。しかも最高時速40キロメートル、最長航続距離60キロメートルというから驚きだ。

 コストは5000元程度ながら、自動昇降するシザードア、音響、前後のライト、スピーカー、高低速調節ギアなどを備えるほか、ボタン一つでバックまでできてしまうという。郭さんのガレージには工作機械や溶接装置などが完備されているのだ。

 1台目の自動車を半年で作りあげてしまったことからも、郭さんの自動車づくりのセンスや学習能力の高さを感じさせる。クルマ好きでなくても、おじいちゃんからこんなにカッコいい「おもちゃ」をもらった孫は泣いて喜ぶに違いない。

 自動車づくりに対する情熱がさらに高まる郭さん、テレビを見て「世界に唯一無二の、永遠に走れるクルマを作りたい」という新たな創作意欲が沸いてきたとのことである。記事を見た中国のネットユーザーからは「自分にも1台作って欲しい」、「やり手は民間にいる」との感想が。広い中国には、われわれの想像をはるかに超える才能や技術の持ち主がまだまだたくさん埋もれていることだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)PAN XUNBIN/123RF)