遼寧省大連市の中学校で先日、孫を迎えに来た男性が運転する乗用車が歩道に突っ込み、生徒約10人が重軽傷を負う事故が発生した。小学生ですら自分たちで登下校する日本から見れば、よほどの事情がない限り起こりえないシチュエーションだ。(イメージ写真提供:123RF) 

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 遼寧省大連市の中学校で先日、孫を迎えに来た男性が運転する乗用車が歩道に突っ込み、生徒約10人が重軽傷を負う事故が発生した。小学生ですら自分たちで登下校する日本から見れば、よほどの事情がない限り起こりえないシチュエーションだ。

 中国メディア・今日頭条は15日「自分たちだけで学校に通う日本の子どもたち、彼らの保護者はものぐさなのか」とする記事を掲載した。記事は「日本では登下校のピークの時間、小学生が自分たちだけで登下校する様子を見ることができる。周囲に見守る人はいないのだ。これは中国人にとってみれば実に異常なことだが、日本の保護者にとってみればちっともおかしいことではなのである」と説明した。

 そのうえで、日本では保護者が学校に送り迎えすることなく、安心して子どもたちだけで登下校させられる背景について紹介。まず、日本では登下校時に通学路の自動車通行が制限されるなどの措置が取られていることを挙げた。また、固定の通学ルートを決めて学校に提出するようになっていること、日本の小学校は人口密度に合わせて学区分けがされており、大部分の児童が徒歩15-20分で登校できるようになっていることを伝えている。

 さらに、一部の学校では登校班制度が取られており、高学年の児童に低学年の子の安全を守る班長などの役割を任せること、教師や保護者そして社会による見守りの体制ができていることなども紹介。「それゆえ、日本の小学校1年生が毎日自分たちだけで登下校していてもちっとも不思議ではないのだ」と結んでいる。

 中国のネットユーザーからは「中国では絶対に安心できない」、「もし中国で保護者が送迎しなかったら、子どもたちはどこに売られてしまうか分からない」、「国民の自律性、社会秩序では、われわれは及ばない」といったコメントが寄せられた。一方で「昔は中国でもそうだった」という声も。中国の社会は約40年に及ぶ急成長を経て比べ物にならないほど豊かになった一方で、その代価として置いてきてしまったものが確かにあるようだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)