15日、大統領府官邸に転居した韓国の文在寅大統領が徒歩で初出勤、その際、ズボンの長さについてもめる大統領夫妻の姿が話題になった。文大統領が取り入れたという「最近の流行」とは?写真はソウル。

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2017年5月15日、大統領府官邸に転居した韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が徒歩で初出勤、その際、ズボンの長さについてもめる大統領夫妻の姿が話題になった。

報道された写真の文大統領のズボンを見ると、横を歩く補佐陣よりもやや裾が短い。これには思わず金正淑(キム・ジョンスク)夫人も「短いわ。あなたズボンを少し下ろして」と追い掛けてきて後ろから服を整えるなど、「おじさんファッション」と映ることへの懸念をうかがわせる一幕があった。しかし金夫人の心配をよそに、文大統領は「最近はこれ(短めのズボン)がはやっているらしい」と答えたという。

翌16日付の韓国・MBCの報道によると、韓国では若者のようにファッションに関心が高い「花の中年」と呼ばれる中年男性がこのところ増えており、彼らは短めのズボンを好んではくという。韓国ファッション業界も、楽でゆったりしたものより、体の線が見えて裾が短いズボンを求める中年男性に焦点を合わせているとのことだ。

このように、確実な自己表現で若さを維持したいという「花の中年」が、韓国ファッション業界の新たなターゲットとして位置付けられているという。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「確かに最近は格好いい大人が増えた気がする」「1970〜80年代に20代だった人たちが今の60〜70代。当時流行を追求していた人たちが、今も変わらない気持ちを抱いているということ。いいね」との好評が寄せられている。

しかし一方で、「ファッションはスタイルで完成する。お腹の出たおじさんが短いズボンをはいても面白いだけ」「60歳以上の人は、流行を追うよりスタンダードで伝統的で品良く着る方が大切」と厳しいファッションコメントもあった。

また、韓国は流行が急激に広まり変遷することから「数年前までは短いズボンはおかしかったけど、今はどこもかしこも短いズボン」「流行だからって何でも追い掛けるのはどうなのかな」など非難の声も上がった。(翻訳・編集/松村)