イエメンの首都サヌアの病院で治療を受ける、コレラに感染したとみられる子ども(2017年5月15日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】国連児童基金(ユニセフ、UNICEF)は17日、内戦状態にあるイエメンで流行しているコレラにより、ここ数週間で209人が死亡し、さらに感染が疑われるケースが1万7200例に上っていると発表した。

 ユニセフのイエメン支部によると、コレラに関連した死者の数は「驚異的に増加」しているという。また同支部の報道官はAFPに対し、コレラとみられる新たな発症例が1日3000件のペースで報告されていると明らかにした。

 一方で、赤十字国際委員会(ICRC)は15日、先月27日以降に184人が死亡し、コレラが疑われる症状の発症例が同国全土で1万1000件に上っていると発表している。

 イランが後押しするイスラム教シーア派(Shiite)系反政府武装勢力「フーシ派(Huthi)」が支配する首都サヌア(Sanaa)の当局は今週、ここ1年で2度目となるコレラの流行を受け、非常事態宣言を発令した。

 コレラは高い伝染性を持つ細菌感染症で、汚染された食物や水を介して感染する。イエメンではフーシ派とサウジアラビアが支援する政府側との戦闘の激化により、ここ2年で機能している医療機関が半分以下となり、各病院は殺到する患者の対応に苦慮しているという。
【翻訳編集】AFPBB News