子どもの頃はお世話になっていた文房具。大人になるにつれて遠ざかり「メモや予定はデータ管理が中心」という人も多いのでは? しかし、文房具も日々進化を遂げていて、使い方一つで毎日の仕事の強い味方になってくれます。

文具プランナーでウェブマガジン「毎日、文房具。」副編集長の福島槙子(ふくしま・まきこ)さんに「気分も上がって仕事もはかどる」文房具を紹介していただきます。第12回目のテーマは「デスクの三種の神器(ハサミ、のり、ホチキス)」です。

切れ味の秘密は「30度」

切れるものイメージ

封筒を開けたり、袋を開けたりとオフィスでハサミを使う機会は意外と多いもの。そこでご紹介したいのが「フィットカットカーブ」。刃がカーブしているので根本と刃先の開き角度が30度にキープされ、どんなものでもサクサク切れるのが特徴です。刃のタイプはスタンダード、ロング、フッ素コート、チタンコートなどがありますが、私が好きなのはチタンコート。ガムテープを切った時にもベタベタせず、錆びにくいのが嬉しいですね。ブルーとブラウンのボディがオシャレで見た目も大人っぽく大人の女性にオススメです。

商品名:フィットカットカーブ・チタンコート(プラス)
価格:700円(税別)
種類:イージーグリップ(チタンブルー、チタンブラウン)、ジャストグリップ(チタンブルー)

ペンみたいなハサミ

続いてご紹介するのは「フィットカットカーブ」の携帯バージョン「ツイッギー」。これまでの携帯用ハサミは切れ味が悪かったり、サイズのわりにごつかったりして使いにくいものが多かったのですが、そんな携帯ハサミの常識を覆したのがこちら。刃がカーブ状になっているため切れ味は抜群。ロックが付いているので、キャップを開けた時に突然開かず安全です。ペンのような形なので、ペンケースやポーチにスマートに入れることができます。上級者の使い方として、色違いのツイッギーの本体とキャップを入れ替えて自分の好きな色で組み合わせるのもオススメ。私は「ピーチ×ミント」のピーチのキャップをホワイトの本体と組み合わせて愛用しています。

商品名:フィットカットカーブ ツイッギー(プラス)
価格:650円(税別)
種類:7種類

のり面がハート柄に!

ドットライナーシリーズの柄のりタイプ。のり面がハート柄とスター柄の模様になっています。貼ったら隠れてしまいますが、そんな細かい部分にもちょっとした楽しみがあってもよいのでは? ドットライナーシリーズなので、機能性はお墨付き。引きも軽くて最後まで使い切ることができるのも嬉しいですね。

商品名・価格(税別):ドットライナーコンパクト・本体(ハート柄/スター柄) 300円、ドットライナープチプラス・本体(ハート柄/スター柄) 220円、ドットライナー ・本体(ハート柄)400円

細かいところまでピタッと貼れる

細かい部分を貼るときに便利なのが「アクアピット強力ペンタイプ」。塗り幅が約1ミリと細かいので封筒の端を止める時や書類の角を止める時などぴちっと貼りたい時に大活躍します。紙と紙はもちろん、紙にガラス、金属、ラインストーンを貼る際にも使えます。
 
商品名:アクアピット強力ペンタイプ(トンボ鉛筆)
価格:180円(税別)

針の鋭さにも定評

ホチキスでオススメなのが「サクリフラット32枚」です。ハンドルの部分に予備の針が入れられるので針が切れたときもスムーズに針の入れ替えができます。また、少ない力で綴じられるので疲れづらいのが特徴です。大量の書類を扱うことが多い人にオススメです。マックス社の針は先端がキレイにとがっている、曲げやすさにかけては群を抜いていて止め味も際立っています。ホチキスは本体だけではなく針も大事なんですよ。

商品名:サクリフラット32枚 HD-10FL3(マックス)
価格:690円(税別)
種類:4種類

まきの一言メモ

今回は、「デスクの三種の神器(ハサミ、のり、ホチキス)」をご紹介しましたが、特にハサミとホチキスは買い換える機会もめったになく、なんとなく同じものを長年使い続けているという人は多いのではないでしょうか? ただホチキスを頻繁に使う人はぜひ買い換えることをオススメします。1回の労力は大したことはなくても100回、200回と使うことを考えたら使いやすいほうがいいですよね。

一つ一つの作業を効率よくこなせればストレスも減ります。人間が考えなくても良い部分はモノが解決してくれる! そのためにもよく使う道具は大事ですし、価格もそこまで高いものではないので、オフィスでよく使う道具こそ、こだわってみてはいかがでしょうか。