カナダ・トロントの空港に停留するエア・カナダ機(1998年9月2日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】カナダ政府は16日、航空会社が旅客機の過剰予約(オーバーブッキング)などを理由に乗客を強制的に降ろすことなどを禁止する法案を議会に提出した。米国で旅客機から乗客が引きずり降ろされるなど、航空業界におけるトラブルに対して非難が高まっていた。

 乗客の権利保護を目的としたこの法案は、運輸に関する法改正の一部として盛り込まれた。

 マルク・ガルノー(Marc Garneau)運輸相は記者会見で、航空業界のトラブルに関する一連の報道について言及し、乗客に対する「粗雑な扱い」だと指摘。「カナダではあのような事態は認められない」と明言した。

 法案では、過剰予約時に乗客が自ら席を譲ったときの補償金や、航空会社が荷物を紛失した際の賠償金の最低額も規定している。

 さらには滑走路上で起きた長時間の遅延に対する補償や、親と同乗する場合に子どもを超過料金なしで近くに座らせること、楽器輸送に関する新たな規定の導入なども盛り込まれているという。

 法案は、議会で可決されれば2018年から施行される。
【翻訳編集】AFPBB News