15日、オーストラリアで中国人留学生などによる代理購入ブームが発生している。写真はシドニー。

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2017年5月15日、参考消息網はオーストラリアで中国人留学生などによる代理購入ブームが発生しているとする米紙ニューヨーク・タイムズの報道を伝えた。

オーストラリアに留学している25歳の中国人女性・張(ジャン)さんは、授業のない時間を使ってサプリメントやブランド物のネックレス、男性機能回復製品などさまざまな流行アイテムを仕入れ、主に健康意識の高い中国の裕福な女性をターゲットに販売している。

「中国人は外国モノを盲目的に崇拝する。安くて質の高いオーストラリア製品を買わない理由はない」と語る劉さんは、現地で専門のバイヤーと包装担当者、接客担当者をそれぞれ2人雇い、メルボルンと故郷の杭州に事務所を設置。年商は30万ドル(約3370万円)に上るという。あるアナリストの計算によると、代理購入者が昨年中国に輸出したオーストラリア製品の総額は6億ドル(約674億円)に達した。

現地の中国人留学生は「留学生の10人に8人は代理購入業務に参加している」と語る。その程度はさまざまなようだが、現地企業が中国人留学生に自社製品を売り込む活動を始めているほか、主要都市には中国への輸送専門の運送会社も存在するほどの盛況ぶりだ。ある運送会社は毎月中国に400トンもの商品を発送するという。

代理購入業が盛んになるにつれ、当局は納税などに関する不正監視の目を光らせるようになっているという。しかし張さんは「当局が介入しても現地企業はすでに直接中国の顧客に製品を販売する新たな販路を構築している。この市場はさらに拡大するだろう」と楽観的な見方を示している。(翻訳・編集/川尻)