MONSTA X

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 “MON”=フランス語で「私の」、“STA”=「星」、の二つから「私(ファン)の星になる」という思いと、“MONSTA”=音楽界を平らげる「怪物」、さらに“X”に「可能性に満ちた未知なる存在」という意味を込めて名付けられた、7人組ボーイズグループ・MONSTA X。サバイバルオーディション番組『NO.MERCY』から誕生した彼らは、2015年に韓国でデビュー。ティーンから火が付き、直近では今年1月に『第31回Golden Disk Awards』アルバム部門本賞を受賞したほか、3月にリリースされた初のフルアルバムがビルボードワールドアルバムチャートで1位を獲得、そのタイトル曲「Beautiful」でも日本とアメリカのiTunes K-POPチャート1位を記録するなど、数々の賞を授賞している次世代を担うグループだ。

 そんな国内外で注目度が上昇中である彼らは、2017年1月に開催したショーケースで日本デビューを発表。いよいよシングル『HERO(Japanese ver.)』(世界中を敵にしても君を守ると誓う、熱い男ゴコロが描かれたナンバーの日本語ver.)で本格的に始動する。自国でも日本ファンからの応援に支えられていたという彼らに、楽曲への思いやグループの魅力など、日本デビューに対する率直な思いを語ってもらった。(洲崎美佳子)

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■グループの特徴やメンバーのキャラクターは?

ーーまず、たくさんの男性グループが日本でも活動しているので、ここがMONSTA Xならではと思う、グループの特徴を教えていただけますか?

キヒョン:2015年の5月に僕たちは韓国でデビューしましたが、ステージの上では爆発的なエネルギーで観客の皆さんの心を掴みたいと思ってパフォーマンスしています。

ジュホン:それに、迫力があり、カリスマ性もあると思います。でも、ひとたびステージを下りるとビーグル(※韓国では、アイドルグループを活発でいたずら好きのビーグルに喩える“ビグドル”という言葉が流行中)のように親しみやすくて、可愛くなります。そのキャラクターの変化が一番の魅力だと思います。

ーーオンとオフの差が激しいところが、最大の魅力ということですね。一番ギャップがあるメンバーは?

キヒョン:ジュホンくんです。

ウォノ:ヒョンウォンくんも激しいギャップが魅力のメンバーだと思います。数時間前まではとてもカッコ良かったのに、乱れた髪も気にしないでいる時があるので(笑)。

ーーでは、個人のキャラクターをひと言で表すと?

ショヌ:僕はリーダーなので、いつもみんなの話を聞いてあげるようにしています。

キヒョン:僕は、グループのお母さん的な存在です。メンバーの面倒をよく見ています。

I.M:僕は最年少だけど、長男のような魅力があります。

ミニョク:しっかりしているのが顔に出ているよ(笑)。

ジュホン:僕はメンバーのエネルギーをMAXまで引き上げることができます。

ミニョク:ジュホンくんがエネルギーをMAXに引き上げるなら、僕はみんなをハッピーな気持ちにさせます。

ウォノ:僕は年を重ねてもピーターパンのように、若くありたいと思っています。大人になることを拒んでいるわけではなくて、内面も外見も老けないんです。毎日が思春期です!(笑)。

ジュホン:ALWAYSドキドキ(笑)。(ウォノ以外のメンバーが思春期で盛り上がり始める)

ウォノ:僕が話しているんだから、みんな聞いてよ!

ヒョンウォン:僕はいつでも優雅に振る舞う貴族のような立ち位置を目指しています。

ーーもう一つ個人の質問を。最近お気に入りのアーティストを挙げるとしたら?

ジュホン:僕とI.Mくんは、ラッパーのKOHHさんです。ラップスタイルもファッションもトレンディだし、何より音楽がカッコいい!

キヒョン:ONE OK ROCKです。僕だけじゃなくて、ミニョクくんとウォノくんも好きです。メンバーと話していてもよく名前が出てくる、最もホットなバンドです。

ウォノ:最近ではないけれど、僕は柴田淳さんの「未成年」を小さい頃から聴いていました。

ショヌ:僕は長渕剛さん。父の影響で聴くようになったんですけど、中でも「RUN」が好きです。

キヒョン:あと、L’Arc-en-Cielも好き!

ヒョンウォン:僕は小栗旬さんが好きです。

ーー小栗さんは俳優さんなので、アーティストでお願いします(笑)。

ヒョンウォン:そうでした(笑)。ドラマ『1リットルの涙』(フジテレビ系)のサントラ、特にKさんが歌った主題歌「Only Human」をよく聴いています。

ーー最近発表された曲ではない日本の音楽も挙がるのは、嬉しいですね。そんな皆さんは5月17日に日本デビューします。日本での本格始動を聞いた時、どのような気持ちになりましたか?

ミニョク:(韓国でデビューした当初から)日本のファンの皆さんから「日本でもデビューして活動して欲しい」という声をたくさんいただいていたので、ついに実現することができた喜びでいっぱいになりました。

ヒョンウォン:すごくうれしくて、しばらくドキドキが止まらなかったです。

ショヌ:昨年僕らは『KCON 2016 JAPAN』に出演したんですけど、その時に日本のファンの方たちがすごく熱い声援を送ってくれたので、とても印象に残っています。

ジュホン:その『KCON』では、僕とI.Mくんが日本語で「ありがとう」と言ったんですね。そうしたら、たったひと言でもすごく喜んでくれて。ファンの皆さんは、僕たちにエネルギーを与えてくれようとしている。そんなところがいいなと思いますし、感謝しています。

■日本語で歌うことで感じた新鮮な変化

ーーデビューシングル曲「HERO」は、ゲーム効果音を取り入れた遊びも感じつつ、リフレインするサックスの音が印象的な曲ですが、日本語でのレコーディングはいかがでしたか?

ジュホン:トラックは韓国で発表しているものと同じだけど日本語バージョンということで、メロディに乗せる言語が違うと響く印象も変わるんだな、と思いました。これは感覚なので違いをうまく言葉にできないんですけど、その変化を新鮮に感じました。初めての日本語でのラップは、面白かったです。韓国語だとはっきり発音せずに流すラップの仕方があるので、日本語でもやってみようと思いました。でも、「日本語は区切らないと」と言われて。日本語には一文字一文字に母音があるので、きちんと発音しなければならないところが、難しく感じました。

I.M:僕もジュホンくんと同じで、一語一語はっきり発音するのが難しかったです。

ウォノ:歌詞が日本語になったことで少しだけ意味合いが変わったところもあるんですけど、僕は再解釈するのではなく、オリジナルに忠実に表現しようと心がけました。日本語になっただけで、十分に新しさを感じてもらえると思ったから。

ショヌ:この曲のダンスでは、腹筋を見せようとする振り付けがあるので、そこも聴きどころではなく、見どころのひとつになっています。ぜひ、光をコンセプトに新たに撮影したミュージックビデオでチェックしてください。

ーーオリジナルのラップのリリックは、ジュホンさんとI.Mさんが書かれています。日本語詞でも大幅には変更していないということで、こだわった部分を教えてください。

I.M:聴きやすくて楽しいラップにしたいと思ったので、あえて少し幼いと感じる言葉を入れてみたり、ヒーローの名前を入れるなどしながら、韻を踏む工夫をしました。

ジュホン:僕はI.Mくんの言ったことに加えて、銃を撃つ“bang bang bang bang”や風の音“シュンシュン”など、アドリブを入れられるようなパフォーマンスを考えたリリックにしました。聴くラップもあれば、見るラップもあると思うので。

ーーカップリングの「STUCK」は、どのような印象を持ちましたか?

ウォノ:初めて聴いた時、リードボーカルのキヒョンくんにとても似合う曲だと感じました。トラックは明るいんですけど、歌詞に目を向けると女性に夢中になっている男性の恋心が描かれているので、キヒョンくんが歌うと、切ない気持ちが増長されるんです。だから、この曲はボーカルが聴きどころだと思います。

ーーこの曲はボーカルパートの変転が多く、ダンスのステップも細くて激しいですね。

ウォノ:そうなんです。ライブで披露するには難易度が高い曲でしたので、満足のいくパフォーマンスをするために、練習には相当な時間を費やしました。でも、苦労した甲斐があって、キヒョンくんをはじめとしたボーカルメンバーは、歌もダンスも完璧に表現してくれました。

ーー最後に、日本での活動の展望を聞かせてください。

ミニョク:僕は東方神起先輩が大好きなんです。日本でのライブもDVDで観たことがあるんですけど、歌だけではなく、メンバーともファンの皆さんとも日本語でコミュニケーションをとっている姿を観て、僕らもそうなりたい、そうならなければいけないと思いました。

キヒョン:ONE OK ROCKのライブを観に行った時にメンバーが観客とハイタッチをしていたところから、音楽を通してふれあっている感じがとてもしました。僕らも僕らのやり方で、ファンの皆さんとひとつになれるよう、活動をしていきたいです。