マーベルの人気キャラクター、キャプテン・アメリカの宿敵である悪の組織「ヒドラ(ハイドラ)」。映画『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』で、S.H.I.E.L.D.に工作員を潜り込ませ、大きな混乱を巻き起こしたあの組織です。

そんな映画の中でも印象的に使われていた組織の号令である「ハイル・ヒドラ」に.comをつけると……なんと就任以来、人類滅亡の「終末時計」を30秒も進めた第45第大統領ドナルド・トランプのページにリダイレクトするという事態が判明しました。

正確なURLは「www.Hail-Hydra.com」。ブラウザに入力すると、ホワイトハウスの公式サイト内にある、ドナルド・トランプ大統領のページへリダイレクトされます。

The Hollywood Reporterによれば、URLはオーストラリアから2014年に取得されたものとのこと。このドメインのオーナーはBuzzFeedの取材に対し、今回のリダイレクトは「政治的な見解」として受け止めてほしいとした上で、

「トランプには、彼に対しての個人崇拝があるようで、人々は憲法や法律ではなく大統領となった彼に従うべきと考えている。私のターゲットはホワイトハウスではなくトランプだ」
BuzzFeed Newsより

と語っています。

なお、現行のコミック版キャプテン・アメリカは、ヒドラのリーダーであるレッド・スカルの陰謀で「自分は若い頃から秘密裏にヒドラ党員だったという記憶を植え付けられている」という展開が続いており、先日その最終局面として、キャプテン・アメリカ率いるヒドラがワシントンDCを占拠するという『シークレット・エンパイア』というストーリーがスタートしました。(関連記事:マーベル・コミックス編集責任者トム・ブリーヴォートにコミック制作の裏側を聞いてみた)

そもそも「シークレット・エンパイア」は、ヒドラにつながる秘密組織の名前で、1973年のウォーターゲート事件の当時に展開されたストーリーでは、そのリーダーであるナンバー・ワンが、実はリチャード・ニクソン大統領であったことがほのめかされていました。

現在展開中の『シークレット・エンパイア』はトランプ政権に批判的な作家が手がけているため、そういった政治的な批判の要素を含んだ内容になるのではないか?と予想されており、アメコミ・ファンの間では大きな注目を集めているタイトルです。

バッシングと批判の多さから、「実はヒドラ党員」だと言われてもあまり違和感のないトランプ大統領。コミックの世界ではきっとキャップが正気を取り戻して、ヒドラ野郎にパンチを食らわせてくれるでしょうが、現実世界ではどうなるのでしょうか? これ以上、終末時計が進んだら『26世紀青年』の世界になっちゃうような……。
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image: ©2014 Marvel. All Rights Reserved. via キャプテン・アメリカ|マーベル公式
source: Hollywood Reporter, BuzzFeed

(傭兵ペンギン)