羅先経済貿易地帯出入証(画像:デイリーNK)

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北朝鮮当局は5月から、咸鏡北道(ハムギョンブクト)の羅先(ラソン)経済貿易地帯に入る中国人から通行税の徴収を始めた。高額であるため、中国の商人たちは北朝鮮に行くのを止めようかと悩み始めている。

中国のデイリーNK情報筋によると、元汀里(ウォンジョンリ)の税関を経て北朝鮮に入国する際、4種類の税金を徴収される。

その内訳はまず、都市経営税10ユーロ(約1250円)、貿易税100ドル(約1万1300円)、招請状(ビザのインビテーション)200元(約3300円)だ。これらは月1回の納付が要求される。

さらに北朝鮮入国時には、出入証を提示した上で53元(約870円)を入国税として払わされる。

北朝鮮に月1回、入国する場合、その費用は1020元(約1万6800円)になる。また、ドル、ユーロ建てになっている都市経営税と貿易税を中国人民元で払おうとすると、北朝鮮当局がレートを頻繁に変えるため、当惑することも多いという。

通行税は、商人以外の人も払わされる。

北朝鮮当局は、不足する外貨を補うためにこのような措置を取ったものと思われるが、あまりにも負担が大きいため、商人の間からは、商売替えして北朝鮮に行くのはやめにしようかとの声が上がっている。

羅先経済貿易地帯は、中国国境から50キロのところにあり、多くの中国企業が進出している。また、日本海で取れる海産物を求めて、多くの中国商人がやって来ることでも知られている。