本格的な行楽シーズンを迎えた5月の韓国、自然豊かな国立公園は登山客などでにぎわっているが、一方で違法行為やマナー違反の摘発例も増加している。写真は雪岳山国立公園。

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本格的な行楽シーズンを迎えた5月の韓国、自然豊かな国立公園は登山客などでにぎわっているが、一方で違法行為やマナー違反の摘発例も増加している。韓国・聯合ニュースなどが伝えた。

韓国国立公園管理公団の発表によると、今年1〜4月に韓国の国立公園で摘発された違法・マナー違反行為は691件、うち半数近くの311件(45%)が「山中で肉を焼く、炊飯する」などの「違法炊事」で、「進入禁止の裏道などへの出入り」が127件(18%)、喫煙が69件(10%)と続いた。このほか、駐車スペース以外への迷惑駐車、違法な野営行為、マッチや携帯用レンジなど引火性物質の持ち込み、夜間登山などがそれぞれ複数摘発された。大型連休期間を含む5月では、12日までに160件が摘発されているという。

また、以前より数は減ったとはいうものの、渓谷や山頂付近に敷物を広げて酒盛りをしたり大声で乾杯を叫んだり、自然の中ではとりわけ見苦しい光景もいまだあちこちで見られ、登山客らのせっかくの行楽気分を台無しにしている。

公団関係者によると、「キャンプ文化の流行に便乗した違法炊事や野営はむしろ増えている」という。そして、摘発された人はたいてい「決まりを知らなかった」ととぼけるものの、調べてみると何度も違反経験のある常習犯が少なくないとのことだ。同関係者は「持続的な広報活動などにより全体として問題行為は減っているが、隠れて自然を傷つけたり他人に不快感を与えたりする登山者が今も少なくない」とし、「環境を守り隣人を思いやる成熟した市民意識が望まれる」と述べた。

国立公園など自然の中でのマナー違反は韓国でたびたび報じられネットユーザーの注目を集める話題の一つだ。この記事にも1000件を超えるコメントが寄せられ、「渓谷でサムギョプサル(豚の三枚肉)を焼く人は最低」「高い服で着飾って、酒を飲みたばこを吸うために山に行く人がいる」「音楽を聴くならスマートフォンにイヤホンで聞いてよ。それが常識」など、さまざまな迷惑行為を告発する声が目立つ。

また、「むちゃくちゃびっくりするくらいに罰金を高くすべき」「すべての山で、違法行為の通報に報奨金を出すようにすればいい」「酒を飲んで転んだけが人が救急隊を呼んだら罰金で」など、問題の解決策を提示するコメントも。

そして「やるなと言われると逆にやりたくなるのがヘル朝鮮(地獄のような韓国)の特徴なんだよなあ。他人に迷惑でも自分が楽ならOK、そんな考えだから絶対に変わらないさ」と諦めのコメントも多くの共感を得ていた。(翻訳・編集/吉金)