岡三証券は4月21日にiDeCo(イデコ、個人型確定拠出年金)向けロボ・アドバイザー「岡三iDeCoファンドナビ」を提供開始した。簡単な質問に答えるだけで、iDeCoで運用するための運用商品の組み合わせについて例示される。iDeCoの取り組みについて岡三証券アセットマネジメント部DCグループ課長の武内良氏(写真)に聞いた。
 
――「岡三iDeCoファンドナビ」導入の狙いは?
 
 iDeCoへの加入を検討されている方、あるいは、加入されてからの悩みとして大きいのが、「運用するにあたって何を選べばよいのか分からない」ということだった。分散投資や長期投資など、資産運用について基本的なことを説明しても、結局何を買えばいいのか分からないという方は少なくない。
 
 そこで、「岡三iDeCoファンドナビ」を導入することによって、簡単な質問に答えていただくだけで、加入者の方のリスク許容度や投資スタイルにふさわしい商品を例示できるようにした。iDeCoに特化した「ロボ・アドバイザー」(投資信託ポートフォリオ作成支援ツール)なので、例示するポートフォリオは、岡三のiDeCoで採用している運用商品だけで作ることが可能な分散投資のポートフォリオになっている。
 
 岡三のiDeCoには40本の運用商品があるため、自分の好きなように運用ができると投資経験の豊富な方からは評価していただいているが、運用商品が多くて迷ってしまうという方もいる。40本の商品について一つひとつを調べていただくのは大変だが、「岡三iDeCoファンドナビ」で例示された5つくらいのファンドであれば、調べる手間もはぶける。
 
 運用するファンド数は少ない方が良いという方にはバランス型のファンドを例示し、運用コストは低い方が良いという方には低コストのインデックスファンドを組み合わせたポートフォリオを例示している。それぞれの加入者の方々の考え方を尊重して、様々な資産に分散投資された運用を提案している。
 
 iDeCoは「学びの場」でもあると考えている。「岡三iDeCoファンドナビ」で例示する結果は、国内株式・海外株式・国内債券・海外債券・国内外リートに広く分散投資されたポートフォリオになっている。各カテゴリーで複数のファンドを横並びで比較して1つを選ぶようにしているが、その際に、信託報酬やトータルリターンやシャープレシオなどの数値を見ていただいている。質問への回答内容を変えて、何度も繰り返すことができるので、ファンドナビを試して例示されるポートフォリオを見ることで分散投資に馴染んでいただくことにつながると期待している。
 
――「岡三iDeCoファンドナビ」の導入効果は?
 
 お客さまからは、とっつきやすくなったと言っていただいている。従来も、iDeCoの案内資料の中で、簡単な質問に答えることで、ポートフォリオを例示する資料を同封していたのだが、Web上で簡単にできるようになったので試しにやってみようという方は増えているように思う。
 
 4月21日に導入したばかりなので、今後、お客さまのご要望を聞いて、より良いものにしていきたいと考えている。
 
――iDeCoの専用サイトもわかりやすくなっている。
 
 公式サイトについては、今年1月に岡三証券のサイトを全面リニューアルしたことにともなって、大幅に見直した。なるべく親しみをもって使っていただけるようにやわらかいデザインにして、また、どこに何があるのか分かりやすいサイトにしている。動画コンテンツを置き、今回の「岡三iDeCoファンドナビ」の搭載など、徐々にサイト内容を充実させている。