5月場所の主役に!高安3連勝で大関へ好調発進

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■鶴竜、照ノ富士の初日

 連日、稀勢の里に注目が集まる大相撲。3日目にして遅ればせながら鶴竜、照ノ富士に初日が出た。横綱・鶴竜は、3連敗は許されない状況で難敵・遠藤を破りファンをひとまず安心させた。一方先場所、稀勢の里と激しい優勝争いを見せた照ノ富士は力なく敗れる相撲が続いていたが、若手の大栄翔を圧倒。大関の意地を見せた。

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 白鵬は先場所の休場が嘘のように安定感のある戦いで3連勝を飾り、やはり大横綱だという印象を示した。稀勢の里フィーバーで存在感こそ弱くなった感があるが安定した強さを残し「まだまだやれる」ということを証明している。

 日馬富士も今場所は元気で3連勝。足がよく出ており3日目は寄り切りで速い相撲を見せた。弟弟子の照ノ富士が元気でなければ「自分が!」という意気込みが見受けられる。

■稀勢の里はひやひや

 2日目に初日を出し、ここから軌道に乗るか?と思われた稀勢の里だったが、千代の国相手に大苦戦。土俵際まで攻め込まれると片足で踏ん張り九死に一生を得たというくらい危ない相撲だった。しかし逆を言えばそこまで行っても負けないのが横綱。最後は押し出しで千代の国を下し1敗を守った。

 綱渡りのような相撲で今場所の稀勢の里はやはり左肩の不安がよぎる取り組みが多い。だからこそ、こういった接戦をきっちりものにできた勝負強さは優勝争に残るには必要不可欠だ。もう2、3番出てくるであろうこういった接戦を勝ち切ることができるかどうかが今場所を左右していくことだろう。

 はっきり言ってこの取り組みで負けていれば優勝は絶望的と言っても過言ではなかった稀勢の里。まさに首の皮1枚で残ったという感じだ。まだ序盤だから「勝てばいい」というだけでなく、内容も重要視されるわけだが、白星には代えられない。

■今場所の主役は俺だ!

 日を増して存在感を増してくるのが高安である。高安が白星を重ねるにつれその注目度が上がり、大関という文字が徐々に近づいている感じがする。前回の大関挑戦の場所は不発に終わったが、今場所は冷静に対応できている感がある。

 2日目に大関・豪栄道を倒し、3日目には元大関・琴奨菊を撃破した。「俺を倒したいなら横綱を出せ!」と言わんばかりの勢いに頼もしさすら感じさせられる。「稀勢の里の弟弟子高安」という見方をする者はだんだんいなくなっていったことだろう。先場所兄弟子に泣かされた高安だが、今場所は大関昇進というお土産を持って逆に兄弟子を笑わせて欲しいところだ。