Doctors Me(ドクターズミー)- 赤ちゃんのハイハイで病気も分かる?上手な練習方法と注意点を解説

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子どもが毎日成長していく姿に、喜びをもらえる育児。赤ちゃんがハイハイをはじめると、その愛くるしい様子にますます溺愛してしまいそうになりますよね。

ハイハイを始めるのはいつ?なんとなく他の子と動きが様子が違うのはなぜ?こんな疑問に医師に答えていただきました。

赤ちゃんがハイハイを始める時期はいつ?


個人差が大きいですが、およそ生後8カ月頃にハイハイをすることが多いようです。

早いと5〜6カ月からずりばいをしますが、遅い場合は11カ月でもハイハイしなかったり、ハイハイせずにいきなり立つこともあります。

ハイハイの上手な練習方法


手順


■ ステップ1
首がすわったら、うつぶせにして遊ばせるようにします。

■ ステップ2
うつぶせで腕をつっぱって頭を起こす姿勢ができたら、親御さんが足の裏に手を当てて、蹴って前に進めるように促しましょう。

■ ステップ3
赤ちゃんの視線の先に親御さんも腹這いになり、おもちゃを見せながら後ずさりして誘導します。

ひもが付いていてコロコロ転がるおもちゃを親御さんが引きずり、その後を追わせるのも良いでしょう。

ハイハイ練習時の赤ちゃんの服装・環境


■ 服装
靴下や厚着過ぎる服装をしなくても過ごせるようにします。できれば裸足で、膝が出て動きやすい服装をさせるほうがハイハイの習得には良いでしょう。

■ 環境
寒い季節であれば床の上に滑りにくいマットを敷くなどして床が冷たすぎないようにし、暖房を付けて行いましょう。

我が子のハイハイ、みんなとは違う動作だけど大丈夫?


足を使わず手や肘だけで移動


ずりばいの状態ですが、筋力の発達は上半身のほうが早いためこのようになると言われています。足の裏に親の手を当て、蹴らせるようにすることで、足の力もついてきます。

座ったままで移動


■シャフリングベイビー
座ったまま腰を動かして移動する赤ちゃんのうち、他の神経・知能発達は正常であり、筋力も正常で、手の動きも標準の発達を遂げている場合を「シャフリングベビー」と呼ぶことがあります。シャフルshuffleは引きずるという意味です。

仰向けに寝ていると足は動かしますが、脇を支えて立たせようとしても足を突っ張らず、座った姿勢のままのことがあります。寝返りも遅く、うつぶせ寝を嫌がります。

ほとんどの場合は1歳半ごろとやや遅めではあるものの一人歩きをし、その後の成長は順調であると言われています。

シャフリングベビーには親やきょうだいに同様の症状があった場合が多いとされており、原因は不明です。

■ 脳性麻痺や発達障害の可能性も
もし座ったまま移動することに加えて、以下の症状がある場合は、脳性麻痺や脊髄の異常、発達障害などが背景にあることも考えられます。

・筋力の低下(首のすわりやミルクの飲みが悪く泣き声も弱い)
・手指の発達が遅い
・表情が乏しく言葉の理解が遅いなど

気になるようでしたら、小児科での相談をお勧めします。

片足や片手だけなど左右アンバランスな体勢で移動


■ 単なる癖
つかまり立ちや伝い歩きが問題なくできており、ハイハイだけが左右非対称であれば、癖と考えてよいでしょう。

■ 股関節脱臼や足の長さの非対称など
股関節脱臼、足の長さの非対称、脳や脊髄の問題がある場合もあります。

動き全般に非対称があり、足をひきずる(跛行=はこう)様子であれば、小児に詳しい整形外科で相談されたほうがよいでしょう。

赤ちゃんのハイハイで注意すること


ケガや誤飲の危険性


ハイハイができると赤ちゃんの行動範囲が広くなり、ケガや誤飲を起こす危険が大きくなります。

後追いをして階段から落ちたり、ある日つかまり立ちができるようになってテーブルクロスを引きずりおろしてケガややけどをしたりというようなことが考えられます。

部屋の構造を変える


ベビーサークルやゲートを活用し、誤飲の危険があるものは手の届かないところに置くように、部屋の構造を作り変える必要があります。

最後に医師から一言


ハイハイは赤ちゃんの象徴ともいえる愛らしい行動です。思う存分ハイハイできるように広めの場所を用意するか、児童館などの屋内広場を利用するのもよいでしょう。

(監修:Doctors Me 医師)