音信不通の元彼と復縁したい! きっかけの作り方と復縁方法
忘れられない元彼の存在……。また以前のように付き合いたいけれど、彼と連絡が取れない場合、どうしたらよいかわからず途方に暮れてしまいますよね。では、音信不通になった元彼と連絡を取るには、どのようなきっかけ作りが有効なの? そこで今回は、復縁アドバイザーの浅海さんに「音信不通になった元彼と復縁する方法」について、解説をしてもらいました。
■音信不通になる元彼の心理って?
「音信不通」とひと口に言っても、そのパターンはさまざま。その状態によって、元彼の心理状態にちがいはあるのでしょうか。まずは音信不通の状態別に、彼の気持ちと復縁の難易度を教えてもらいました。
◇連絡しても未読の場合
この場合、既読無視をするのは心苦しいので、そもそも読まない、というスタンスをとっているケースが多いです。また、未読のままでもメッセージの冒頭部分は通知から見えるため、内容をある程度把握した上で開封しない、というケースも考えられます。
逆を言えば、出だしの内容によっては返信が来ることもあるということ。復縁の難易度は「中」くらいだと言えるでしょう。
◇既読がつくが返事がない場合
これは、未読数がずっと表示されるのが面倒くさいのでとりあえず開封だけした、という心理の場合が多いです。このケースでは、中身をあまり読んでもらえていないので、長文を送るのはNG。
もしくは、「別れた」という線引きのためにあえて返信をしていないケースもあります。いずれにせよマメにチェックしているという意味では、難易度は上記と同じく「中」くらいかと思われます。
◇相手が自分をブロックしている場合
ブロックをするのは、返信をしたくないけど未読マークがずっと残るのが面倒と感じた場合。もしくは新しい彼女ができて見られると面倒だと思った場合が多いです。ブロックをされてしまうと連絡が取りづらくなるので、難易度的には難しい部類かと思います。ほかにもコンタクトの手段があるのであれば、難易度は低くなります。
◇相手が連絡先を変更してしまっている場合
彼がわざと変更した場合は、かなり警戒されているので難易度が高いと思います。
たまたま変更してしまって、もう連絡しないだろうという気持ちから連絡先を教えなかった、というケースの場合は、連絡先がわかれば対応してくれることも。したがって、難易度は「中の上」くらいだと考えてください。
■音信不通から復縁したカップルの事例
連絡が取れないとなると、どうやって復縁すればいいのか、多くの人がその方法に迷うことでしょう。また、本当に復縁は可能なの? と不安に思う女性も少なくないはずです。ここでは、音信不通状態からの復縁確率と、浅海さんが相談を受けたカップルの復縁例を紹介してもらいました。
◇音信不通から復縁に成功したカップルの確率
連絡が取れないというご相談は全体の12%くらいです。そのうち、連絡先を知らないというケースで復縁できたのは残念ながら0%。これは、連絡先を知らない上に、彼の連絡先を知っている共通の友だちもおらず、まったくコンタクトが取れなくなった、という場合です。
連絡先はわかるけれど、まったく返事がないという状況から復縁をされたのは全体の2%くらい。自分で動いて復縁をするという方法なので、どうしてもコンタクトが取れないと難しいのかもしれません。
◇復縁に成功したカップル例って?
とはいえ、もちろん復縁に成功したカップルもいます。
以前、1年半まったく彼から返信がなかった、という相談者の方がいました。どんなにLINEを送ってみたりメールを送ってみたりしてもまったくの無反応で、もしかしたらブロックされているのでは? 拒否されているのでは? と何度も思ったと言います。ですが、ブロックや拒否の際に出る反応がなかったので、どうやらメッセージは送れているようだ、ということになりました。
そして、返信が来ないまま、コツコツと彼が楽しめるようにと考えたメールを送り続けたところ、ひょっこり彼から連絡が来て、会いたいと言われたそうです。
そこでわかったのが、彼はずっと「自分では彼女を幸せにできない」と思って距離を置いていた、ということでした。さらに、無視しているのに明るく健気に連絡をくれる彼女のことを思うと、どうしても離れがたく思うようになった、と。自分のことをこんなにも大切にしてくれる女性はほかにいないのではないかと思ったとも言います。そうして、彼女は復縁を成功させました。
これは音信不通から一気に復縁をされた、とても印象に残っているケースです。
■音信不通から復縁するためのきっかけ作り
では、実際に音信不通状態から復縁するためには、どのようなアクションを起こせばいいのでしょうか? そのきっかけ作りについて、効果的な方法を探っていきましょう。
◇そもそも連絡までに必要な期間って?
冷却期間の決め方は状況によりけり。したがって、一概にこう、と断定することは難しいでしょう。
ただ、一般的には3カ月以上は空けたほうがいいと言えます。なぜなら、別れた直後はお互いに冷静ではなく、彼も「別れたい」という方向に気持ちのベクトルが向いている状態だから。この状態で連絡を取ってしまうと「別れたのに」と思われてしまい、余計にあなたの印象が悪くなってしまうのです。“冷却期間”と呼んでいるのもここが理由で、お互いにクールダウンして冷静に対応できるようになるには、ある程度時間が必要だと思います。
あなたもそうだと思いますが、職場に嫌いな人がいるとき。数カ月くらい離れてみると案外、冷静に対応できるようになっていませんか? いつも顔を合わせたり頻繁に見かけたりしている状態では、イライラが増していくばかり。しかし、数カ月離れることによって、ちょっと冷静になれるはずです。同じように、カップルの場合も別れ際の嫌な印象が消えていくまでに、3カ月くらいを設けるといいですよ。
◇好印象なきっかけの作り方
きっかけ作りのポイントは、「環境の変化」について連絡すること。そうすると、返信が来るケースが多いです。たとえば「転職した」「引っ越した」「異動した」などなど。環境の変化は、あくまでも「お知らせ」という要素なので、彼もあまり警戒せず連絡をくれる可能性が高いです。
もしくは、相手の誕生日や新年のあいさつなどもきっかけ作りにいいと思います。おめでたいことに対してのお祝いには、相手も無視しにくいからです。ほかにも、相手の私物が部屋から出てきたのでどうしようか、といった連絡も、必要な連絡になるので無視されにくい傾向にありますよ。
◇彼に連絡先をブロックされている場合の対処法
ブロックをされている場合は、彼の連絡先を入手するところからはじめなくてはなりません。もし共通の知人や友人がいるのであれば、協力をしてもらい、ブロックを解除してもらえるとベストです。ブロックをされる理由は面倒に思われていることが多いので、あなたのほうは(別れたことを)割り切っているよ、と上辺だけでも伝えてもらえると、彼も面倒な気持ちが少し軽くなるでしょう。するとブロックを解除してくれることもあります。
そうしたお願いができるような共通の友人がいない場合は、連絡先を変更して「変更しました」という連絡をするといいでしょう。今のアカウントがブロックされているので、新しいアカウントなら連絡が取れるからです。その場合は、面倒に思われないように、サラっと連絡をすることが大切です。面倒だと思われると、新しいアカウントもブロックされてしまいますので。
■音信不通状態から復縁を進める方法
きっかけ作りが成功し、やっと彼と連絡が取れる状態になった……! とはいえ、重要なのはここからあなたがどんな行動を見せるか、ですよね。浅海さんが教える、音信不通状態から復縁を進める方法とは?
音信不通になる彼の特徴としては、「面倒なことは避けたい」という気持ちが強いです。ですから連絡が取れるようになったからといって、急にガンガンLINEを送ったりしないように気をつけましょう。徐々に慣らしていったほうがいいので、最初は“薄くつながる程度”にとどめておくと◎です。連絡については彼からの連絡を待っていてもなかなか来ないと思いますので、自分から連絡をしてOK。ただし、頻度だけは要注意です。
そんな関係から進展させていくためには、あなたが彼にとって「好印象な存在」になる必要があります。彼から見て「やり取りすると楽しい」「癒される」「元気が出る」といった印象になるような連絡の内容を心がけましょう。回数が少なくとも、印象づけることはできます。
印象がよくなると、彼も連絡の頻度をあげることを嫌がらなくなります。したがって、徐々に距離が縮まっていくと思います。
■彼に返信をもらえないときの対処法
せっかく再び連絡を取れる状態になったのに、返信が来なくなってしまった……。こんなときはどんな対応をすればいいのでしょうか? 最後に対処法を見ていきましょう。
ほかにできることがあるのなら、チャレンジしてみたほうがいいと思います。
たとえばFacebookなどのSNSで彼があなたのページを見ることがあるのなら、楽しく過ごしている様子をアップしておいて、未練たらたらという印象を払拭するとか。前にお伝えしたように共通の友人がいるのなら、上手に協力してもらうとか。
ほかに手段がない、という場合はしばらく時間をおいて、もう一度自分で連絡を取ってみてください。タイミング次第ではひょっこり返信が来ることも多いですよ。
■まとめ
連絡を取れない状態から復縁を進めるのはたしかに難しいことかもしれません。しかし、なぜ彼と連絡が取れないのか、相手の心理状態を理解することで適切な距離の取り方が見えてくるはず。浅海さんのアドバイスを参考にして、いつか彼とコミュニケーションを取れる日がやってくるといいですね。
(監修:浅海、文:マイナビウーマン編集部)
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