15日、英紙は中国国内の過剰生産能力や無駄なインフラを海外に押し付けることになりかねないと危惧している。資料写真。

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2017年5月15日、RFI中国語版サイトによると、英紙フィナンシャル・タイムズが「一帯一路」は中国経済のアンバランスを輸出することになると危惧している。

14、15日の両日、北京で一帯一路国際フォーラムが開催された。習近平(シー・ジンピン)国家主席が提唱する一帯一路はユーラシア大陸を横断する巨大な経済圏を作るというもので、フォーラムで講演した習総書記は沿線国のインフラ建設に資金を提供するシルクロード基金に約9000億ドルを新たに拠出すると表明し、注目を集めている。

フィナンシャル・タイムズは15日の社説で、一帯一路に対する疑問を投げ掛けた。強国が資金力を背景に影響力を拡大していくというのは21世紀版の植民地主義とも言えるが、さらに問題なのは中国経済の問題を輸出しようとしている点にある。

中国では多くの産業が過剰生産能力に苦しんでいる。一帯一路を通じた輸出拡大とインフラ建設受注によって問題解決を図るのが中国政府の狙いだが、莫大(ばくだい)な資金を背景として途上国に不必要なインフラを造れば、海外に不良債権を輸出することになるだろう。(翻訳・編集/増田聡太郎)