中国における対日感情について、日本では「中国の反日感情」ばかりが注目されがちだが、実際には日本という国が好きだという中国人もいないわけではない。日本を旅行で訪れ、日本を好きになったという人もいれば、アニメや漫画などを通じて日本が好きになったという人もいる。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国における対日感情について、日本では「中国の反日感情」ばかりが注目されがちだが、実際には日本という国が好きだという中国人もいないわけではない。日本を旅行で訪れ、日本を好きになったという人もいれば、アニメや漫画などを通じて日本が好きになったという人もいる。

 日本を好きだという中国人にとって、日本好きになった理由は様々であろうが、中国メディアの捜狐は12日付で、中国人が日本を好きになるうえでは「これだけの理由があれば十分だ」と論じる記事を掲載した。

 記事が挙げている中国人が日本を好きになる理由としては、「空気がきれい」で「街が清潔」といった環境面での魅力のほか、「礼儀正しくて喧嘩をする人がいない」、「誰もがルールを守り、周囲に配慮して行動する」など、他人への接し方における魅力があるという。

 これらの魅力に共通するのは「中国にはないもの」、あるいは「中国では見られないこと」と言えるだろう。中国の大気汚染の深刻さは日本でも広く知られているが、中国では良い空気を吸うために空気のきれいな国を訪れる「洗肺」の旅が人気となっている。中国人にとってみれば、日本は中国以上に発達しているにもかかわらず、都市部でも大気汚染がないという環境の良さが大きな魅力のようだ。

 また、日本では「1日中歩き回っていても靴が汚れない点も嬉しい」と紹介。中国は黄砂や乾燥した気候の影響か、内陸部はやけに埃っぽく、靴も車もすぐに汚れるのが通常だ。大気汚染の影響もあるだろうが、1日中外にいると、鼻の穴の内部が汚れで真っ黒になるのも中国ならではだ。

 さらに記事は美味しい日本食や美しい和服、多様なファッションなどの日本文化に惹かれる中国人も多いと指摘。また、中国より充実した福祉サービスが魅力的だと評価する中国人もいることを紹介し、日本のソフトパワーに惹かれる中国人は少なくないとした。

 中国では「日本が好き」だと口にすれば、愛国青年たちから激しく罵られることになるため、素直に「日本が好き」だと言えない環境にあるものの、意外と日本好きな中国人は少なくないのだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)