自動車の車載システム「Android Auto」を開発するGoogleが、自動車メーカーのアウディ・ボルボとの提携を発表。アウディ・ボルボの次世代モデルにAndroid Auto端末が組み込まれることを明らかにし、端末デザインについても公開しました。

Smarter cars powered by Android

https://blog.google/products/android/smarter-cars-powered-android/

Volvo Cars partners with Google to build Android into next generation connected cars - Volvo Car USA Newsroom

https://www.media.volvocars.com/us/en-us/media/pressreleases/208072/volvo-cars-partners-with-google-to-build-android-into-next-generation-connected-cars

Android Autoは、自動車を運転するドライバーや同乗者が車内で各種情報にアクセスできるように開発されたソフトウェアです。カーナビ機能や音楽プレイヤー機能にとどまらず、車載インフォテインメントシステムとの連携も想定している点で単なるカーナビアプリではありません。Android Autoでどんなことができるのかは、以下の記事を見ればよくわかります。

車載スマートシステム「Android Auto」が正式リリース、ドライブシーンが一変する様子はこんな感じ - GIGAZINE



車載用ソフトとして開発されてきたAndroid Autoですが、専用端末を使わなくともスマートフォンアプリをインストールすることで、スマートフォンをAndroid Auto端末に変身させることも可能です。

Googleのカーナビ「Android Auto」がスマホ単体でも使用可能に、Googleがアプリの大幅アップデートを発表 - GIGAZINE



今回、Googleがアウディとボルボと提携することで、今後両メーカーから登場する次世代車にフル機能が使えるAndroid Auto端末が搭載されることになりました。これにより、車載インフォテインメントシステムをAndroid Auto端末でコントロールできるようになります。具体的には、エアコン、サンルーフ、窓の操作などをAndroid Auto端末で制御可能になります。なお、フル機能Android Auto端末は、スマートフォンとの連携が必要条件ではないため、スマートフォンを使うことなく各種操作が可能です。

Android Auto端末で車内のあらゆることを操作できることがメリットになる最大の理由は、Android Autoが音声コマンドを使え、Googleの音声アシスタント機能「Google Assistant」もサポートしていること。例えば、「後部の右窓を開けて」と音声で話しかけることで窓の開閉をしたり、「バックモニターを起動して」と話しかけることでモニターでリアビューを確認したりできるということで、ハンドルを放すことなく、また前方から目を離すことなく各種操作ができるというわけです。



もちろん、ハンズフリーで通話したり、「近くのレストランを検索して」と話しかけてレストランを探してから、「案内して」と呼びかければレストランまでの道案内をしてくれるというナビゲーション機能など、スマートフォンと連携した機能も活用できます。

ボルボの次世代「XC60」に採用される予定のAndroid Auto端末のデザインが公開されています。



メーカー純正品ということで一体感があります。



同じく提携を発表したアウディも次世代「Q8 Sport」のインテリアコンセプトデザインを公開しています。



Googleに取材したBloombergによると、Android Autoは走行性能に関するコントロールを一切行わず、車載センサーの情報を追跡する機能もないとのこと。安全性に大きく影響を及ぼす部分ではなく、車内での快適性を向上させる部分にフォーカスするようです。

アウディ・ボルボのAndroid Autoシステムについては、2017年5月17日から開催されるGoogleの開発者会議「Google I/O 2017」で展示される予定です。ボルボによると、2年以内に純正のAndroid Autoシステム搭載車が発売されるとのことです。