メキシコで麻薬組織を取材する著名ジャーナリストでAFP特派員のハビエル・バルデス氏(2013年5月23日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】メキシコ北西部で長年にわたり麻薬組織を取材し続けた著名ジャーナリストで、フランス通信(AFP)にも10年以上にわたって寄稿していたハビエル・バルデス(Javier Valdez)氏(50)が15日、路上で銃で撃たれて死亡した。司法筋がAFPに明らかにした。

 この司法筋によるとバルデス氏は、出身地の北西部シナロア(Sinaloa)州の州都クリアカン(Culiacan)にある自身が創刊したニュース週刊誌を発行する会社の事務所近くで殺害された。

 当局やジャーナリスト団体によると、麻薬がらみの暴力や汚職がまん延しているメキシコで今年に入り殺害されたジャーナリストは5人目。

 フランスの首都パリ(Paris)に本部を置く国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団(RSF)」によると、メキシコでは2000年以降、ジャーナリスト102人が殺害され、昨年は11人が犠牲となった。RSFの昨年の報告者では、シリア、アフガニスタンに次いで3番目に多い。

 バルデス氏は、メキシコで最も悪名高い麻薬カルテルの一つが拠点を置くシナロア州で、30年近く活動していた。同氏は「ジャーナリストであることは、(麻薬組織の)ブラックリストに載るようなものだ」と述べていた。
【翻訳編集】AFPBB News